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暮らし・インテリア

2024.02.29

セイルチェアをレビュー
2年間使った感想

ブランド Herman Miller(ハーマンミラー)
商品名 SAYL Chair(セイルチェア)
カラー 色の組み合わせは複数パターンあり
サイズ 高さ 890mm-990mm
幅 730mm
シート高 425-525mm
シート幅 500mm
シート奥行 430-480mm
アーム高 570-7800mm
梱包サイズ 700 X 740 X 990 mm
重量 16.8 – 18.1kg
耐荷重 159kg
価格帯 100,000円台〜

CONTENTS

目次

Herman Miller (ハーマンミラー)とは

幾つもの名作家具を世に生み出した家具メーカー

● 1923年創業のアメリカの会社

● オフィス設備や家財道具の製造メーカー

● ミッドセンチュリーを代表する世界的家具メーカー

画像引用:HermanMiller
MillerのMをモチーフにしたものらしい

ハーマンミラーが支持される理由

創業時からデザイナーが主体の企業。デザイン主導の家具作りが時代を切り拓き、歴史に残る名作家具を世に送り出してきた。デザイン性もさることながら、問題解決型のプロダクトづくりが、時代にマッチしたモダンで機能的な名作を生み出してきた。

ミッドセンチュリーモダン

20世紀という時代にミッドセンチュリーモダンブームの先導者でもあったハーマンミラー。ワークチェアの王様、アーロンチェア(Aeron Chair)をはじめ、ネルソンマシュマロソファーやイームズチェアは有名。

才能溢れるデザイナーたちのプロダクト

ハーマンミラーといえば、世界的に有名なデザイナーたちとのコラボレーション。デザインが良いだけでなく、人間工学に基づいた画期的なプロダクトは高機能で高性能。使用者の多様性を鑑みて、一人ひとりに合ったカスタマイズもできるのが特徴。

海洋プラスチックの再利用

自然環境を守るために廃棄物ゼロを目指し、海洋プラスチックの再利用にも注力している企業。

セイルチェアのスペック

セイルチェアのサイズ感

一見大きそうに見えますが、実は一般的なオフィスチェアと変わらないサイズ感。部屋に置いても圧迫感はないです。

梱包サイズは700 X 740 X 990 mm

フレームのない背もたれ

セイルチェアの背もたれには、フレームがありません。3Dインテリジェント®サスペンションバックという機構で、座る人が自由に体を伸ばしたり動かしたりできます。もたれかかると、モッチリした感触で通気も良く、夏でも気持ちがいい。ハンモックに包むまれるイメージに近いかも。

セイルチェアの機能

① シートの高さ調節

② 座面の奥行き調節

③ アームの高さ調節 *アーム付きのみ

④ アームの幅、奥行き調節 *フルアジャスタブルアームのみ

⑤ ランバーサポート高さ調節 *ランバーサポート付きのみ

⑥ リクライニングの硬さ調節

⑦ リクライニングの範囲調節

⑧ 前傾チルト設定

①シートの高さ調節

右手側のシート下のレバーで操作。一般的なオフィスチェアと同様にガス圧式で上下昇降を調節。

②座面の奥行き調節

セイルチェアは座面の奥行きも調節可能。一般的なオフィスチェアには搭載されていない機能ですよね。左手側のレバーで操作し、調節可能範囲は40.6〜45.7cm。体型や座り方に合わせて地味に使える機能です。

写真だと分かりづらいかもしれませんが、約5cmのスライドは座ってみると大きな差を感じます

③アームの高さ調節

アーム付きモデルの場合、アームの高さを調節できます。筆者が使用中のフルアジャスタブルアームの場合、調節範囲は6段階程あり姿勢に合わせて調節可。

④アームの幅と奥行き調節

セイルチェアには、アジャスタブルアームとフルアジャスタブルアームの2種類あります。その違いはフルアジャスタブルアームは上下昇降に加え、肘パッドを前後左右に調節できる点。さらに肘パッドは大きめなので快適性も増します。フルアジャスタブルアームはオプション購入となりますが、絶対におすすめ。

⑤ランバーサポート高さ調節

腰部をサポートするオプションパーツ。体型や姿勢に合わせて高さを調節できます。より快適な座り心地を求める人におすすめ。筆者は納期の問題で購入しませんでした。ランバーサポート付きモデルはアメリカからの発送になり、納期はかなり時間がかかってしまうようで…。

画像引用:HermanMiller

⑥リクライニングの硬さ調節

右手側の丸いレバーをくるくると回し、リクライニングの硬さを調節。時計回りでシートテンションは硬くなり、反時計回りでやわらかくなります。無段階調節なので、好みの硬さに設定可能。

⑦リクライニングの範囲設定

左手側のレバーで調節可能。レバーを直角に折り曲げる(手前側に)とリクライニングもほぼ直角に固定。逆に水平に近い角度設定にするとリクライニング範囲は寝そべる姿勢に。直角と水平の間にちょうど使いやすい角度設定もあります。

⑧前傾チルト設定

約5度の傾斜角で前傾ポジションを保持。リクライニングした状態で、左手側のレバーを下げると前傾ポジションをセットできます。作業に集中したい時におすすめ。筆者はよくお世話になっている機能。

約5度の傾斜角は足腰が疲れず作業に集中できる

キャスターは2種類

カーペット用と堅床・カーペット用の2種類から選べます。筆者はクッションフロアで「堅床・カーペット用」を利用していますが、移動が若干重く感じる程度で、スムーズさは問題ありません。ご自宅の床に合ったモデルを選びましょう。

フレーム&ベース

ナイロン、ポリエステル素材で頑丈に作られています。ベース部分がポリッシュドアルミニウムモデルも存在し、そちらはよりインテリジェントで高級感が増します。部屋のインテリアと合わせてデザインを選びましょう。

画像引用:HermanMiller

選べるシートカラー

シートカラーは代表的なブラックやグレーの他に、レッドやグリーンなどカラフルなバリエーションもラインナップ。部屋のインテリアに合わせて配色を選ぶと良いでしょう。

画像引用:HermanMiller

座面はやさしく堅め

腰痛持ちには良いかも。やや堅めですが、お尻の形にゆるやかにカーブしていてフィット感が最適。2年間使用しましたが、ファブリックのヨレもありません。モチモチの背もたれと相まって、お尻をやさしく包み込む座り心地。

今後は座面カバーを買おうと思ってますが、なかなか納得いくものに出会えずまだ検討段階。ニトリの座面カバーがピッタリ合うとか合わないとか。

セイルチェアは色々な座り心地を楽しめます!カラーラインナップも豊富なので、インテリアに合わせて選べる楽しさもあります。

セイルチェアがおすすめの理由

最も入手しやすいハーマンミラーの椅子

あのハーマンミラーのプロダクトの中でもお手頃価格のラインナップで、私たち一般消費者が最も入手しやすい高性能な椅子がセイルチェア。お手頃価格でも搭載機能は多彩で先述の通り。

12年の保証期間

ハーマンミラー公式サイトや正規代理店での購入なら、12年の保証期間が付いています。amazonや楽天経由で購入の際は【正規代理店】の表記をチェックしましょう。ちなみにガス圧シリンダーの保証期間は2年です。筆者は2年間使っていますが、不具合はないため3年目も交換なしで利用中。

デザインと座り心地

エラストマー製の背もたれのデザインが印象的で、見た目がかわいいです。インテリアとしては、洗練されたPOPな印象を受けます。モッチリと包み込まれるような座り心地も最高。やや硬めの座面は沈み込み過ぎず、体をやさしく支えてくれます。

そして、低価格帯ラインナップといえども高機能なセイルチェア。座面の奥行き調節や前傾チルト機能など、一般的なオフィスチェアにはない贅沢な機能も満載。おしゃれで快適。

セイルチェアおすすめ理由

● ハーマンミラー製品の中でも低価格帯のラインナップ

● お手頃価格なのに高機能で座り心地は快適

● 部屋がおしゃれに見えるデザイン性

セイルチェアの魅力

インテリアとして

在宅勤務、リモートワークが主流の現在。インテリアに気を遣う人も増えていると思います。セイルチェアはサイズも大き過ぎないので、一見奇抜に見えるデザインも主張し過ぎず、配色さえ合わせれば部屋に馴染みます。むしろ、この可愛いデザインチェアはインテリアとしても活躍します。

背もたれの高さが絶妙

セイルチェアはローバックでもなくハイバックでもなく、ミドルバックといいましょうか、背もたれの高さが絶妙です。ローバックチェアは小型なのでインテリアの邪魔をしませんが、快適性をやや失います。対して、ハイバックチェアは快適性は増しますがサイズ的に主張や存在感が強くなり、インテリアとして合わせるのが難しくなります。その中間のサイズがセイルチェア。最も扱いやすく快適性も担保したデザインチェアです。

結構、頑丈

姿勢の悪い筆者が2年間ガシガシ使い倒してきましたが、座面カバーはヨレないし、アームパッドやフレーム、キャスター、どこも故障や不具合が出ておりません。強気の12年保証が示す通り、さすがアメリカ企業のプロダクトです。壊れないことは信頼の証。品質の高さは折り紙つき。

愛嬌のある可愛らしさ

高級感やクール系の椅子ではないですが、ふんわりモッチリした見た目が愛嬌があって可愛いです。ファンも多いのではないでしょうか。

掃除は少し面倒

網目状のデザインのため、背もたれ部はチリやホコリがたまりやすい。ブラシ付きの掃除機で掃除してあげましょう。掃除は少し面倒だけれども、日々使っているとセイルチェアに愛着が増すので問題なし。

あみあみの隙間にホコリがたまりやすい

ブラシ付き掃除機でお手入れ

まとめ

ふんわりモッチリした可愛さ、
お手頃価格だけれど高機能、
それがセイルチェア

●デザインと実用的な機能が融合 ●12年の保証期間で安心 ●大き過ぎず小さ過ぎないサイズ感の椅子 ●オプションパーツやカラーなどバリエーションも複数ある



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WRITER: tuna

観葉植物とカメラと釣りが好きな中年サラリーマン。ガジェットやインテリアは、レトロ&ハイテクが融合したデザインのモノが好き。

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