
釣り・アウトドア

2025.10.07
23カルカッタコンクエスト
BFSのオイルメンテナンス
巻き心地が改善!


ブランド | シマノ(SHIMANO) ABC HOBBY M.T.C.W |
---|---|
商品名 | 23 カルカッタコンクエスト BFS(シマノ) ベアリング リフレッシュセット(ABC HOBBY) M.T.C.W Infinity(M.T.C.W) |
価格帯 | 23カルコンBFS:40,000円台〜 ABCベアリング リフレッシュ:2,000円台〜 M.T.C.W:2,000円台〜 |
CONTENTS
目次
リールのメンテナンスに必要な道具
メンテナンス前に必要な道具・工具を揃える
- 小ネジ用ドライバー
- 10mmスパナ(オフセットレンチ)
- リール用のオイルとグリス
- パーツクリーナー
- 精密なピンセット
- トレーやバット、絵の具パレットなど
- ウエス(汚れてもいい布)
- 筆ブラシと綿棒とティッシュペーパー
- パーツクリーナー用の小瓶など
- リールの説明書
細かくあげると、けっこう色々な道具や工具が必要でした。ギアのグリスアップまでする場合はどれも必要です。道具の他にもリールの説明書も組み立て直す際にあった方が良いです。
スパナはリール用スパナがおすすめです。筆ブラシはメイクブラシが使いやすいです。ガラス瓶はパーツクリーナー使用時に使います。そこそこ深く、口も広い方が使いやすいです。トレーやバットはリールのパーツ置き場として使います。
商品リンクを一通り貼っておきます。必ずしもこの商品じゃなきゃダメという訳ではないので、自分に合った道具をお選びください。






カルコンBFSの簡単オイルメンテナンス 3STEP
簡易的なオイルメンテナンスは3STEPで終わります。簡単なので釣行毎のメンテナンスがおすすめ。ウエスやティッシュペーパー、綿棒を用意します。余計なオイルを拭き取ったり、リールについたゴミを除去するために使います。
オイルとグリスはシマノ純正オイルを使います。下の写真の右側の青帯ボトルがオイル、赤帯がグリスです。一番左の小さなボトルはIOSのリール用高級オイルです。高いので月に1度くらいの頻度で使ってます。普段はシマノ純正オイルで十分です。

STEP1:ハンドルノブにオイルを注入
最初に使うのはシマノ純正の青帯のオイルです。オイルをティッシュにひと吹きして、1滴分のしずくを作ります。そして、ハンドルノブの付け根にオイルを1〜2滴垂らします。塗布し過ぎも良くないため、本当に少量で大丈夫です。

ハンドルノブのベアリングには青帯のオイルスプレー

ティッシュにひと吹き。ひと雫分のオイルをつくる

ハンドルノブにオイルを1〜2滴、垂らします。
オイルをさしたらハンドルノブをクルクルと回転させ、オイルを馴染ませます。これでハンドルノブのメンテは完了。ハンドルに付いてしまった余分なオイルはウエスなどで拭き取ってください。
STEP2:レベルワインダー部にオイルとグリス
次にレベルワインダーのパイプシャフトにもオイルを1滴さします。ここは回転機構ではないため、やらなくても良いかもしれません。金属が触れ合う箇所なので、一応付けてるという程度です。

今度はリールを裏っ返して、レベルワインダーのシャフトにグリスを塗ります。ここはギア構造なのでグリスを使います。グリスは筆ブラシなどで薄く塗布します。メイクブラシが使いやすいです。

ギア部には赤帯のグリスを使用

筆ブラシを使ってこの部分にグリスを塗ります
STEP3:スプールに部にオイルを注入
最後はスプール部です。ボディのフタを開け、スプールのベアリング部にオイルを1〜2滴さします。筆者はついでにスプールシャフトの先端部にも一滴オイルをさしています。少しでも回転が良くなるかな?と思って。



ベアリング部とシャフトの先端にもオイルを

ボディのフタを開けたついでに、ボディ内の汚れや余計なオイルを綿棒で拭き取りましょう。1度の釣行後でもけっこう汚れています。


これで簡単なオイルメンテナンス 3STEPは完了です。
カルコンBFS内部の洗浄とギアのグリスアップ
シーズン中は毎週渓流に行く筆者の場合は、1〜2ヶ月毎にボディを開けてギアまわりの汚れのチェックやオイルメンテナンスをします。
どうやって入ったのかわからないけれど、大きなゴミや植物のカケラがリールの中から出てきたこともありました。そのため、チェックも兼ねて定期的にメンテナンスしています。
ハンドルから外します
ここからは写真を追って説明します。まずはハンドルキャップのネジをマイナスドライバー(が良いと思います)で開けます。プラスドライバーだとサイズがぴったり合わないとネジがなめってしまう可能性があるからです。




パーツ名称「スタードラグ固定ナット」は、ドラグバネを外した状態でナット部にスタードラグを合わせ、ナットをゆるめます。ハンドルと合わせて使えば、ナットをゆるめたり締めたりできます。リールを組立て直すときも同様の方法でナットを締め込みます。

ドラグ固定ナットは、スタードラグを使って外します

このようにスタードラグとハンドルを使えば、
ドラグ固定ナットを締めたりゆるめたりできます
ドラグ固定ナットを外したら、ドラグの座金も取り除き順番に並べておきます。パーツ名称「メインギア座金(C)」はセットものです。組み合わせたときに中央が膨らむ形が正解のようです。座金類は裏表があるので覚えておきましょう。


外した部品はパーツクリーナーで洗浄
ハンドルまわりの座金やバネもパーツクリーナーで洗浄し、グリスを薄く塗っておきます。各パーツをガラス瓶に入れてクリーナーを使うと、作業場が省スペースで済むし、パーツをなくさないので安心です。



パーツクリーナーで洗浄後のパーツはピッカピカ
ボディを開ける
いよいよボディを開けます。ボディの留めネジはKAKEDZUKA DESIGN WORKS チタン64スクリューに付け替えておくと、ボディの開け閉めが楽です。

KAKEDZUKAネジは六角だからドライバーがずれない

フタを開けると、マイクロモジュールギアとX-Shipが見えてきました。ひとつずつ慎重に取り外します。各パーツはパーツクリーナーで洗浄し、グリスアップします。


ドライブギアの上には、ドラグ音を鳴らすとっても小さなパーツがあります。カルコンBFSの分解で最もなくしやすいパーツです。バネも入っているので、なくさないように慎重に取り扱ってください。



ボディのフタ裏もしっかり掃除を
ギア部の汚れを取り、グリスを付ける
各パーツを外したら、綿棒やパーツクリーナーで洗浄します。クリーナーが乾いたら、ギア部にはグリスを、ベアリング部にはオイルを注入していきます。

グリスアップは筆ブラシを使うと楽です。グリスはパーツごとに丁寧に塗ります。薄く塗るだけでOKです。


汚れていたドライブギアも
パーツクリーナーできれいになりました
リールを組み立て直してメンテナンス完了
各パーツをグリスアップしたら、外した順に組み立てなおします。

パーツは外した順に並べておくと組立てやすいです




リールを組み立て直し、元通りに機能すれば組み立ては成功。グリスアップした分、から巻きでも巻き心地UPを実感できると思います。
下の写真は今回のメンテナンスで、リールの中から出てきたゴミや汚れです。1ヶ月前にも洗浄したはずなのに、ハンドル部から枯れ葉のカケラが出てきました。(シャリシャリ音の原因はこのゴミでした…)

気をつけるようにしてはいるものの、渓流ではリールが完全に川の中に入ってしまったり、転んで岩にぶつけてしまったりで、筆者のカルコンBFSは半年でボロボロ。メンテの度に色々なゴミや汚れが出てきます。
でも筆者にとっては、はじめてのベイトリールで愛着があるため、せっせとオイルメンテナンスをして長持ちしてくれたらと願っています。
ABC HOBBY ベアリング リフレッシュセットは神アイテム
ギア部のベアリングをグリス漬けするアイテム
日常的にメンテナンスしない部分である、ギア部のベアリングはグリス漬けもありです。巻きのスムーズさを長持ちさせたいという気持ちで、筆者はギア部のベアリングはグリスアップすることもあります。
使うアイテムは「ABC HOBBY ベアリング リフレッシュセット」。ベアリングのグリスアップ専用の神アイテムです。今日はしっかり時間をかけてリールのメンテするぞ〜、というときに使ってます。

グリスを注入する
使うグリスはシマノ純正の赤帯のグリススプレー。リフレッシュセットにベアリングをセットしたら、下の写真のように受け皿にグリスを注入し、スプレーのガスがグリスから抜けるまでしばし待ちます。

ガスが抜けたら、少しずつグリスを押し込みます。余ったグリスはもったいないから、他のギアパーツのグリスアップに使いましょう。



パーツ洗浄にも使えます
グリスアップと同じように、ベアリングを台座に乗せてフタをします。フタ上部の穴からパーツクリーナーの射出口を差し込み、パーツクリーナーを数秒間押し込み、ベアリングを洗浄します。

パーツのフタ上部の穴からパーツクリーナー差し込みます

リフレッシュセットごと、ガラス瓶に入れて作業すると
クリーナー液が飛び散らない

ベアリングを洗浄し、グリスアップした後にリールを巻くと、オイルメンテナンスの効果を実感できると思います。この効果を知ると、面倒だけどまたオイルメンテナンスしたくなるんです。
ABC HOBBY ベアリング リフレッシュセットは、ベアリングのグリスアップに最適なアイテム。こんな商品はこれ以外見たことないので、唯一無二のアイテムといって良いでしょう。リールメンテナンスする人にはおすすめのアイテムです!
MTCW インフィニティ ガラスコーティングで仕上げる
最後にこのアイテムも紹介したい!という商品がありました。「MTCW インフィニティ ガラスコーティング剤」。この商品も神アイテムです。
リールメンテナンス後の仕上げに、このコーティング剤を使いリールを磨くと、驚くほどリールがピカピカになります。


使い方は、目の細かいキレイな布にスプレーを2〜3回吹きかけます。青い液体が付くのでその部分でリールを拭き拭きします。磨き上げるように丁寧に拭き拭きします。

拭き終えてリールを見ると、ピカピカになってるはずです。筆者のカルコンは傷だらけなので写真だとわかりにくいかもしれませんが、実際はかなりピカピカになっています。

このコーティング剤は水性なので、ベタ付きません。効果はピカピカになるだけではなく、汚れや小傷、塩水をブロックする効果があります。撥水性も高いコーディング剤です。海釣りでは必須のアイテムといっても良いでしょう。
キャッチコピーは「汚れ・小傷・塩水をブロックするinfinity」。リール以外にもロッドやクーラーBOXなどオールマイティに使えます。一度使ったら手放せない神メンテナンス用品です。
さて、この記事も長くなりすぎたのでこの辺で終わります。
まとめ
23カルコンBFSを
オイルメンテナンスしてみました
神アイテムのメンテ用品も
要チェック!もう手放せない
⚫︎リールは定期的にオイルメンテナンスを! ⚫︎ABC HOBBY ベアリング リフレッシュセットはリールのメンテに欠かせない神アイテム ⚫︎MTCW インフィニティ ガラスコーティングも欠かせない神アイテム






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WRITER: tuna
観葉植物とカメラと釣りが好きな中年サラリーマン。ガジェットやインテリアは、レトロ&ハイテクが融合したデザインのモノが好き。
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