
パソコン・周辺機器
2022.11.05
エルゴトロン LX モニターアーム
組み立て方・使用レビュー
ニトリのNステインにも設置可能

ブランド | ergotron(エルゴトロン) |
---|---|
商品名 | LX デスクマウントアーム |
サイズ | 45.7 x 27.1 x 17.8 cm |
可動域 | チルト:後方70°/前方5°、 パン:360° 縦横回転:360° 上下昇降:33cm(9.1kg以上のモニターでは最大11cm昇降範囲の減少が起こる可能性があります) |
VESA規格 | VESA 100x100mm、75x75mmに対応 |
重量 | 3.6 Kg |
対応サイズ | 34インチ(3.2~11.3kg)まで対応 |
荷重範囲 | 3.2kgから11.3kgまで |
素材 | ポリッシュドアルミニウム構造 |
ラインアップ | アルミ色/ブラック/ホワイト |
同梱物 | LXアーム、エクステンション、ベース、ポール、デスククランプ、グロメットマウント、取り付け金具 |
価格帯 | 18,000円台〜 |
CONTENTS
目次
エルゴトロンLXモニターアームのメリット
5つの主なメリット
- 机の上を広くすることが出来ます
- 前後上下左右、モニターを自在に動かせます
- 楽な姿勢で作業出来ます
- モニターが宙に浮いてるよう見えます
- 机・モニターの掃除が楽です
リモートワークが主流の昨今。自宅の限られたスペースで、デスク環境作りに悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
今思うと、オフィスには使いやすい机や椅子、会議室に休憩室が当たり前のようにありました。実はとても便利な場所だった、とつくづく思うところ。
在宅ワークでオフィスと同じような環境を整えようとすると、引越しも検討しなきゃという場合も。そんな訳で自宅のデスクは少しでも広く快適に、限られたスペースを有効活用したいもの。

エルゴトロンLXモニターアームがあれば、オフィスよりも快適なデスク環境をつくることができます(モニター周りに関しては)。この記事ではエルゴトロンLXモニターアームの組み立て方やメリットを解説します。
エルゴトロンLXモニターアーム向きの人
- 机が狭い環境の人
- 机の上が散らかりやすい人
- 机の上をもっと広く使いたい人
- モニターの向きを自在に動かしたい人
- モニターを複数台利用している人
開封・同梱物
LXアーム
LXアームはVESA規格で100x100mmと75x75mmに対応。マウント部はかなり強力なバネで、大きなモニターもしっかり支えてくれます。



VESAマウント部の可動域は左右に180°。モニターをクイっと自分の方へ向けやすいです。この角度調整は頻繁に使います。

アーム裏のケーブル口にはフックが付いてます。付属の結束バンドでケーブルを束ね、フックに引っ掛けて使います。ケーブルを隠しつつ、モニターの可動も損なわない設計。

エクステンションアーム
23cm延長可能なアーム。不要であれば取り付けなくてもいいですが、取り付けることで可動域と自在度がUPするので、取り付け推奨。アーム裏にはケーブル用のレールがあり、アームの蓋を閉めることでケーブルを完全に隠せます。

エルゴトロンLXエクステンションアームの根元には小さなネジ穴があり、同梱の六角レンチを使えば、アームの動きの固さを調節出来ます。締めすぎず緩めすぎない程度に調整を。

ポール・デスククランプ
エルゴトロンLXの支柱。ポールの直径は35mm。ポール根本の小さなネジ穴は、ロングポールに付け替える場合に使います。通常ポールのままなら使うことはないので、ネジを緩めないように。
ポールの真ん中には歯止めリングとネジ穴があります。リングの高さ=モニターの高さを調節出来ます。ポールの上部はアームが抜けないようにプラスチック蓋があります。


クランプには机の傷防止とズレ防止のためのゴムパッドが付いています。クランプは天板厚に合わせて3段階に可変可能。天板厚は10mm〜60mmまで対応。クランプと背面の鉄板の奥行きは約25mmです。この25mmの余白がニトリのNステインデスクに取り付けの際には大事な意味を持ってきます。詳しくは後述。

取り付け部品や説明書
開封すると、エルゴトロンLXモニターアームの組み立てに必要な六角レンチや説明書、アームパーツが入っています。説明書はイラスト付きで組み立て方が分かりやすいです。自分で用意する工具はプラスドライバーのみ。VESAマウントの取り付けで使います。エルゴトロン公式サイトには詳細な説明書も掲載されています。合わせて参照ください。

エルゴトロンLXアームの組み立て方
デスククランプの取り付け
少しマニアックな話になりますが、ニトリのNステインデスクのような形状の場合、天板と足の間に幅20mmの梁があるため、クランプがその梁を乗り越えなければなりません。
ニトリのNステインデスクの天板厚は、梁を含めて高さ55mm。エルゴトロンのクランプは天板厚60cmまで対応のため、高さはクリア。問題はNステインの幅20mmの梁部分。実際に取り付けられるか不安でしたが、結果としてはニトリのNステインデスクにもエルゴトロンLXアームを取り付けることが出来ました。エルゴトロンLXアームのクランプは、幅25mmまでの梁なら乗り越えることが出来ます。

ニトリのNステインデスクの天板厚は19mm。クランプの取り付け位置は真ん中がちょうど良かったです。

エクステンションアームの取り付け
エクステンションアームを取り付けることで可動域や自由度がUPします。この段階で必要なケーブルも通しておきます。

LXアームのドッキング
エクステンションアームの蓋を閉め、六角レンチを使いアームの固さを調整します。初期設定のままだと重たいモニターは徐々に下がってきます。モニター下がりの原因は上下昇降の稼働部のネジのゆるみ。下の写真の2箇所を付属の六角レンチで締め込むことでモニター下がりを解決できます。
束ねたケーブルをLXアームのフックに引っ掛ければ、LXアームのドッキング完了。



可動確認のため一旦ケーブルを外し、モニターをグリグリ動かしてみました。大きなモニターも軽々と動かせます。


可動域の確認
チルトは後方70°/前方5°、パンは360°、縦横回転は360°、上下昇降は33cm、前後移動は最大64cm。モニター位置を自由にコントロール可能。



机やモニターを掃除しやすい
大きなモニターも軽々と動かせたことには驚きました。モニターを好きな位置に動かせるので、利便性は高いです。楽な姿勢でデスクワークできるのもメリットです。また、頑丈なアームや強力なバネのおかげで、モニターのぐらつきも今のところありません。
スタンド型のモニターだと土台が机の場所を取りますが、エルゴトロンLXアームだとモニター下が開放されます。机のスペースが広くなるので文具や小物を置けます。机が広くなったように感じます。

もう一つ気づいたことですが、エルゴトロンLXアームはデスクやモニター裏の掃除が楽です。モニターを動かしてサッと机を掃除できます。裏のケーブルもアームに収納してるため、ホコリが溜まることもないです。エルゴトロンLXアームににして良かったと思いました。
ウルトラワイドモニター35インチとの相性

LG ウルトラワイドディスプレイ 35インチ、重量8.3kg。商品名の通りウルトラ大きいです。エルゴトロンLXの耐荷重は34インチ、11.3kgまでですが、重量的には問題ない範囲。3年以上この環境で使っていますが、ガタ付きや不具合は今のところありません。エルゴトロンは耐久性も問題なしです。
大きなモニターの唯一の難点は、重量が重すぎてエルゴトロンLXアームに取り付けが一苦労だったこと。
余談ですが、最近は仕事でもAdobe Premiereを使う機会が多くなってきたので、LG ウルトラワイドディスプレイを選びました。ワイドモニターはPremiereのタイムライン編集がとても捗ります。映画を見る時もこの大きなモニターは迫力があります。しかしやっぱりウルトラワイドは大きすぎるので、通常画角の4kモニタにすれば良かったかな、とも思いはじめてます。モニター選びも悩ましいところ。
エルゴトロンLXアーム用 補強プレート

白い点線はエルゴトロンの台座のサイズ感を表したもの

画像引用:Amazon
筆者は幅140cmの机に重量級のモニターを乗せているので、土台の安定感に不安があったため、補強プレートも合わせて購入。エルゴトロンからは純正の補強プレートが出ていないため、サイズや強度が良さそうなものをamazonで見つけて買いました。
効果の程はよく分かりませんが、気持ちの面では安心感が増しました。エルゴトロンLXアームのクランプはデフォルトでゴムパッドが付いているため、デスク裏面のみ補強プレートを使っています。
この補強プレートは小さめで場所を取らないサイズ感。エルゴトロンの台座の横幅は15-16cm。補強プレートの横幅は18-19cm。エルゴトロンにフィットするサイズ感です。価格の安さも魅力。
エルゴトロンLXアーム FAQ
エルゴトロン LXの質問や気になる点をまとめました。
モニターサイズの対象範囲は?
34インチまで対応。筆者はLGの34インチ曲面ウルトラワイドモニターを使っていますが、問題なく使えてます。
エルゴトロン LXの耐荷重は?
3.2kg〜11.3kgまで対応。VESA規格100x100mm、75x75mm対応。
デスク天板の厚みは何センチまで取り付け可能?
60mmまでの厚さに対応
モニター下がりの原因は?
上下昇降のネジのゆるみが原因です。稼働部のネジを締め込むことで解消できます。下記の解決策を参照ください。▲エルゴトロン LXの組み立て方 LXアームのドッキング
エルゴトロン lx用のデスク保護プレートはある?
純正品はないようです。前章で紹介したモニターアーム用の補強プレートは各社から販売されています。ページ下部の商品リンクから参照ください。
デュアルモニター、マルチモニター用アームはある?
純正品があります。シングルアームをデュアル用に変換するハンドルキットもあれば、デュアルモニター専用アームとして、最初からアームが2本付いてるモデルも純正品であります。ページ下部の商品リンクから参照ください。
延長用アーム(長さ延長)、延長用ポール(高さ延長)はある?
アーム(長さ)延長用はオプションパーツとして純正品が販売されています。ポール(高さ)調整用のオプションパーツはないようです。高さ調整に関してはロングポールモデルが販売されています。通常モデルのポールは高さ17-18cm。ロングポールモデルは高さ34cmです。目線を高くしたい人やノートPCをモニターの下に設置したい人はロングポールモデルを推奨します。ページ下部の商品リンクから参照ください。
ニトリのNステインデスクにも設置可能?
ニトリのNステインや天板裏に梁のあるデスクにも設置出来ました。幅25mm、高さ60mmまでの梁ならエルゴトロンのクランプが乗り越えられます。▲実際にNステインデスクへの設置を検証した例
まとめ
モニターの向きが自在だから、
楽な姿勢で作業出来る。パソコン周りの掃除も楽ちん。
●モニターがぐらつかない安定感 ●デスクやモニター周りの掃除が楽ちん ●モニター下には有効スペースが生まれる ●組み立ては意外と簡単
エルゴトロンLXは在宅ワークの頼もしいパソコン用品です。



◾️シングルからデュアル変換用のハンドルキット

◾️アームが2本仕様のデュアル用モニターアーム

◾️延長用アーム(長さ延長)

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商品比較メディア「Amebaチョイス」PC周辺機器おすすめ人気ランキング38選「エルゴトロン LX デスク モニターアーム」の記事を監修しました。
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WRITER: tuna
観葉植物とカメラと釣りが好きな中年サラリーマン。ガジェットやインテリアは、レトロ&ハイテクが融合したデザインのモノが好き。
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