
パソコン・周辺機器

2026.09.27
6年間使い続けて、
トラックボールも自分好みにカスタム
MX ERGOを長期レビュー
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CONTENTS
目次
MX ERGOを6年間使った結論
ロジクール MX ERGOを購入したのは2020年。以来、6年間、自宅のメインマウスとして使い続けています。
長期間使っていると多少のテカリは出てきましたが、ポインターの動きやトラックボールの感度は現在も良好です。ボタンやホイールを含めて故障や不具合は一度もありません。バッテリーも1〜2か月に一度、思い出したときに少し充電する程度で使えています。

6年間愛用しているMX ERGO
MX ERGOを長く使い続けている理由は、親指だけでポインターを操作できる快適さに加えて、20°の傾斜やボタンカスタマイズ、WindowsとMacを切り替えて使える操作性にあります。長時間PCを使う筆者にとって、現在も手放せないマウスです。
さらにMX ERGOは、トラックボールを交換して操作感を変えられるのも魅力です。筆者はペリックスの光沢・艶消しタイプを、作業内容によって交換して使い分けています。Excelなど大きくカーソルを動かす作業では軽く滑らかな光沢タイプ、PhotoshopやPremiereなど数ピクセル単位で位置を合わせたいクリエイティブワークでは、狙った場所で止めやすい艶消しタイプが便利です。
ペリックス球に交換したMX ERGO
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筆者が使っているのは旧型MX ERGOですが、これから購入するなら、現行モデルのMX ERGO Sがおすすめです。MX ERGOの基本的な使いやすさを継承しながら、USB-C充電や静音クリックなど、旧型で古さを感じる部分がアップデートされています。
この記事では、6年間使って分かったMX ERGOのメリット・デメリットや耐久性、ペリックス球とのおすすめカスタムを実体験から紹介します。
MX ERGOを6年間使って感じたメリット
MX ERGOを6年間使い続けている最大の理由は、トラックボールならではの操作性と、長時間のPC作業でも使いやすい設計です。
一般的なマウスのように本体を動かす必要がなく、親指でトラックボールを転がすだけでポインターを操作できます。さらに本体の角度調整やボタンカスタマイズなど、自分の作業環境に合わせやすいのもMX ERGOの魅力です。
ここからは、2020年から自宅のメインマウスとして使ってきた筆者が、特にメリットを感じているポイントを紹介します。
手首を動かさずトラックボールで操作できる
MX ERGOは本体をデスク上に置いたまま、親指でトラックボールを動かしてポインターを操作します。
一般的なマウスのように本体を前後左右へ動かす必要がないため、腕を大きく動かさず操作できるのが特徴です。狭いスペースでも使いやすく、マウスを持ち上げて位置を戻す操作も必要ありません。
筆者は長時間PCを使うことが多く、現在では通常のマウスよりもMX ERGOの操作方法に慣れています。自宅で作業するときにMX ERGOを選び続けている大きな理由のひとつです。

親指だけでポインターを操作
20°の傾斜で長時間作業しやすい
MX ERGOは本体の角度を0°と20°の2段階で調整できます。筆者は20°に傾けた状態を基本にしています。手を自然に置いた状態に近く、長時間のPC作業でも使いやすいと感じているためです。
一方、角度を抑えて操作したい場合は0°へ戻せます。マグネット式のベースプレートによって簡単に切り替えられるので、自分の好みや作業環境に合わせて選べます。0°と20°を切り替えられるのは、MX ERGOならではの使いやすさです。

0°と20°の2段階で調整
ポインター操作とトラックボールの感度が良い
MX ERGOを購入して6年が経ちましたが、現在もトラックボールの動きは滑らかで、ポインター操作に不満はありません。
トラックボールを大きく転がして画面内を素早く移動したり、細かく動かして狙った位置へポインターを合わせたりと、親指の動きだけで操作できます。
また、プレシジョンモードを使えばカーソル速度を切り替えられるため、細かな操作をしたい場面にも対応できます。筆者の場合、Webブラウジングやブログ執筆だけでなく、Photoshopなどを使った作業でもMX ERGOを使用しています。
WindowsとMacを切り替えて使える
MX ERGOは複数のデバイスを登録し、本体のEasy-Switchボタンから接続先を切り替えられます。日中のWindowsと、ブログやWeb制作で使うMacを併用しています。マウスをそれぞれ用意しなくても、MX ERGOを切り替えて使えるのは便利です。
キーボードやマウスを複数台デスクに置かずに済むため、WindowsとMacを同じデスクで使いたい人にも相性の良いマウスです。

WindowsとMacを1ボタンで切り替え
ボタン割り当てで作業を効率化できる
MX ERGOはLogi Options+を使って、ボタンにさまざまな操作を割り当てられます。
筆者も日常的によく使う操作をボタンへ割り当てています。マウスから手を離してキーボードへ移動する回数を減らせるため、長時間の作業ほど便利さを感じます。
アプリごとにボタンの機能を変更できるのもポイントです。ブラウザ、Photoshop、Excelなど、それぞれの用途に合わせて設定できます。筆者が実際に使っているボタン設定については、後半の「MX ERGOのおすすめ設定とボタン割り当て」で詳しく紹介します。

Logi Options+でボタンを設定
バッテリーが長持ちする
MX ERGOで特に評価しているのが、バッテリー持ちです。
2020年から6年間使っていますが、現在もバッテリーの劣化をほとんど意識することなく使えています。筆者の場合、1〜2か月に一度、思い出したときに少し充電する程度です。頻繁に充電する必要がないため、バッテリー残量を気にしながら作業することもほとんどありません。
6年間使った現在でも充電を負担に感じないことは、MX ERGOを長く使い続けられている理由のひとつです。
6年間使って分かったMX ERGOの耐久性
MX ERGOは決して安いマウスではありません。購入を検討している人の中には、「長く使えるのか」「数年でボタンやバッテリーが劣化しないか」と気になる人もいるでしょう。
筆者のMX ERGOは2020年に購入しました。6年間、自宅のメインマウスとして使い続けていますが、現在も現役です。ここでは6年間使った現在の本体を見ながら、故障や操作感、外装、バッテリーの状態を紹介します。
6年間で故障や不具合は一度もない
2020年から6年間使い続けていますが、これまで故障や不具合は一度もありません。クリックやスクロール、トラックボール、各ボタンなど、日常的に使用する機能は現在も問題なく動作しています。
長期間使用しているマウスでは、クリックの反応やホイールなど可動部分の不具合が気になるところですが、筆者が使用しているMX ERGOではそうした症状も出ていません。
もちろん製品の寿命は使用頻度や環境、個体差によって変わります。ただ、筆者の個体が6年間メインマウスとして使えていることは、MX ERGOの耐久性を判断するひとつの実例になると思います。

6年間使い続けているMX ERGO
トラックボールやボタンの操作感も良好
トラックボールやボタン、ホイールも問題なく動作し、操作感に大きな変化は感じていません。特にトラックボールはMX ERGOの操作性を左右する部分ですが、現在もポインターをスムーズに動かせています。
左右クリックやホイール、Easy-Switchなど使用頻度の高いボタンについても、反応が悪くなったり、強く押し込まなければ反応しなかったりすることはありません。6年間使った現在でも基本的な操作性に不満がないことは、MX ERGOを買い替えずに使い続けている大きな理由です。

ボタンやホイールも現在まで良好
外装には多少のテカリが出ている
6年間使っているため、新品とまったく同じ状態ではありません。手が触れる部分を中心に多少のテカリは出ています。ただし、筆者の場合は表面が大きく剥がれたり、ベタついたりするような劣化はなく、MX ERGOの質感や触り心地を大きく損なうほどではありません。
6年間ほぼ毎日のように使ってきたことを考えると、外装の状態も良好だと感じています。むしろ長期間使った現在でもデザインや質感に大きな不満がないことは、購入時から感じていたMX ERGOの品質の高さを改めて実感する部分です。

6年使用で見られる表面のテカリや劣化具合
バッテリーの劣化もほとんど感じない
バッテリーについても、6年間使った現在まで大きな不満はありません。前章でも紹介したように、筆者は1〜2か月に一度、思い出したときに少し充電する程度で使っています。
購入当初と現在のバッテリー容量を実測して比較したわけではありませんが、日常使用ではバッテリーの劣化をほとんど意識していません。6年経った現在でも、バッテリー持ちを理由に買い替えたいと感じたことはありません。
旧型なのでMicro-USB充電には古さを感じますが、それ以外に買い替えを急ぐ理由が見つからないのが正直なところです。USB-C充電や静音クリックに対応したMX ERGO Sには魅力を感じていますが、現在のMX ERGOが問題なく使えているため、そのまま使い続けています。
MX ERGOはペリックス球で完成する|おすすめの組み合わせ
MX ERGOは純正トラックボールのままでも十分使いやすいマウスですが、筆者が気に入っているのがトラックボールの交換カスタムです。MX ERGOはトラックボールを交換するだけで、操作感を自分好みに変えられます。
筆者は純正球に加えて、ペリックスの光沢タイプと艶消しタイプも実際に使い比べてきました。同じMX ERGOでも、ボールによって滑り方やポインターの止めやすさに違いを感じます。
ここでは実際に使い比べた経験から、それぞれの操作感とおすすめの組み合わせを紹介します。

純正球とペリックス球を比較
純正トラックボール|バランスの良い標準仕様
MX ERGOに付属する純正トラックボールは、購入直後からそのまま使える標準仕様です。ポインターを大きく移動するときも細かく位置を合わせるときも扱いやすく、特定の操作に偏らないバランスの良さがあります。
MX ERGOを初めて使う人は、まず純正球でトラックボール操作に慣れるのがおすすめです。そのうえで「もっと軽く転がしたい」「もう少し狙った位置で止めやすくしたい」と感じるようになったら、ペリックス球を試すと違いが分かりやすくなります。

標準の純正トラックボール
トラックボールの交換方法は簡単
MX ERGOのトラックボールは、工具を使わず簡単に取り外せます。交換するときはMX ERGOを裏返し、底面のメタルプレートを外します。トラックボールの裏側に小さな穴があるので、綿棒など細長いものを差し込み、ボールを裏側からゆっくり押し出します。

底面の穴からボールを押し出す
ボールが外れたら、交換したいトラックボールを上からはめ込むだけです。特別な設定も必要なく、そのまま使い始められます。
トラックボールを外すと内部にホコリがたまっていることもあります。ボールを外したタイミングで、内部にたまったホコリも掃除しておくと効率的です。交換作業そのものは短時間でできるので、操作感を変えてみたい人でも気軽に試せます。
ペリックスの光沢タイプ|軽く滑らかに動かしたい人に
ペリックスの光沢タイプへ交換すると、純正球とは違った滑らかな操作感を楽しめます。筆者が実際に使って特に感じたのは、ボールを転がしたときの軽さです。光沢タイプは軽く動かしやすく、ポインターを大きく移動するときの滑らかさが印象的です。
筆者はExcelなどの事務系作業では、光沢タイプを使うことが多いです。広いシート内を移動したり、離れたセルへカーソルを大きく動かしたりするときは、軽く滑らかに転がる操作感が便利です。Webブラウジングなど、画面内を大きく移動する操作とも相性が良いと感じます。純正球から交換するだけなので、MX ERGO本体を買い替えずに操作感を変えられるのも魅力です。

軽く滑らかな光沢タイプ
ペリックスの艶消しタイプ|繊細な操作やクリエイティブ制作に
もうひとつ試したのが、ペリックスの艶消しタイプです。
光沢タイプとは操作感が異なり、ボールを動かしたときに適度な抵抗感があります。勢いよく転がりすぎず、狙った位置でポインターを止めやすいのが艶消しタイプの特徴です。
一方、PhotoshopやPremiereなどのクリエイティブワークでは、艶消しタイプへ交換して使っています。適度な抵抗感があるため、数ピクセル単位で位置を調整するときも、狙った場所でポインターを止めやすいのが特徴です。軽快に大きく動かすなら光沢タイプ、細かな位置合わせを重視するなら艶消しタイプと、作業内容によって使い分けています。

カーソルコントロール重視の艶消しタイプ
MX ERGOにおすすめのトラックボールはどれ?
3種類を実際に使ってみると、それぞれに特徴があります。
| トラックボール | 操作感 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 純正球 | バランスが良い | 普段使い・初めての人 |
| ペリックス・ 光沢タイプ |
軽く滑らか | Excel・事務作業・Web |
| ペリックス・ 艶消しタイプ |
適度な抵抗感・止めやすい | Photoshop・Premiereなどの制作 |
純正球でもMX ERGOの使いやすさは十分に体感できます。ただ、長く使っていると「もう少し軽く動かしたい」「細かな位置で止めたい」といった自分なりの好みが分かってきます。
MX ERGOを長く使うなら、トラックボールまで自分の操作に合わせて選ぶのがおすすめです。本体そのものの完成度が高いうえに、トラックボールを交換して操作感まで自分好みに調整できる。筆者にとって、これがMX ERGOを6年間使い続けても飽きない理由のひとつです。
MX ERGOを使って感じたデメリット
MX ERGOは6年間使っている現在も満足度の高いマウスですが、すべての人に使いやすいわけではありません。
特に一般的なマウスから初めてトラックボールへ乗り換える場合は、操作方法の違いに戸惑う可能性があります。また、本体サイズや旧型の充電端子など、長く使ったからこそ気になる部分もあります。
ここでは、筆者が実際に使って感じたMX ERGOのデメリットを紹介します。
親指でのトラックボール操作には慣れが必要
MX ERGOは親指だけでポインターを操作するため、一般的なマウスから乗り換えた直後は慣れが必要です。通常のマウスでは腕や手首を動かしてポインターを移動しますが、MX ERGOでは本体を動かさず、親指でボールを転がします。操作方法そのものが違うため、最初は思った位置へポインターを移動できないことがあります。
筆者は現在ではMX ERGOの操作にすっかり慣れ、自宅では通常のマウスよりもMX ERGOを優先して使っています。トラックボールが初めての人は、購入直後の操作感だけで判断せず、ある程度使いながら慣れていくのがおすすめです。
細かなポインター操作にも慣れが必要
トラックボールは画面内を大きく移動するときには便利ですが、細かな位置合わせでは親指の動かし方に慣れが必要です。特に一般的なマウスから乗り換えた直後は、リンクや小さなボタンなど、狙った位置でポインターを止めにくく感じることがあります。
MX ERGOにはポインター速度を切り替えられるプレシジョンモードがあるため、細かな操作をするときにはこちらも活用できます。また、前章で紹介したペリックスの艶消しタイプは適度な抵抗感があり、Photoshopなどのクリエイティブ制作で細かな位置合わせをするときにも使いやすいと感じています。
本体が大きく持ち運びには向かない
MX ERGOは一般的なモバイルマウスと比べると、本体が大きく重量もあります。さらにトラックボールが露出しているため、バッグへそのまま入れて頻繁に持ち運ぶ使い方にはあまり向いていません。
MX ERGOは据え置きで使うには快適ですが、持ち運びを前提に選ぶマウスではないと感じています。筆者も自宅ではMX ERGOをメインに使い、持ち運びや外出先ではコンパクトなMX Anywhere 3Sを使い分けています。

MX Anywhere 3Sとサイズを比較
旧型はMicro-USB充電
旧型MX ERGOで現在もっとも古さを感じるのが、Micro-USBによる充電です。筆者のデスク周りではUSB-C対応機器が増えているため、MX ERGOを充電するためだけにMicro-USBケーブルを用意する必要があります。
バッテリー自体は6年間使った現在も不満がないだけに、充電端子の古さは旧型で気になるポイントです。
一方、現行のMX ERGO SではUSB-Cへ変更されているため、これから購入する人には大きな問題になりません。静音クリックなども含め、旧型からどこが変わったのかは次章で詳しく比較します。

旧型はMicro-USBで充電
旧型MX ERGOとMX ERGO Sの違い
筆者が2020年から使っているのは旧型MX ERGOですが、現在販売されている後継モデルがMX ERGO Sです。MX ERGO Sは基本的な操作性を引き継ぎながら、USB-C充電や静音クリックなど使い勝手がアップデートされています。
まずは、旧型MX ERGOとMX ERGO Sの主な違いを比較します。
| 比較項目 | MX ERGO S | 旧型MX ERGO |
|---|---|---|
| 充電端子 | USB-C | Micro-USB |
| クリック | 静音クリック | 通常クリック |
| 接続 | Bluetooth・Logi Bolt | Bluetooth・Unifying |
| 傾斜角度 | 0°・20° | 0°・20° |
| トラックボール | 親指操作 | 親指操作 |
| ボタンカスタマイズ | Logi Options+ | Logi Options+ |
| Easy-Switch | 対応 | 対応 |
MX ERGOの特徴である親指トラックボールや0°・20°の角度調整、ボタンカスタマイズといった基本的な使い方は、新型でも継承されています。大きく変わったのは、日常的な使い勝手に関わる部分です。
MX ERGO SはUSB-C充電に対応
旧型からMX ERGO Sへの変更点として分かりやすいのが、充電端子です。筆者が使っている旧型MX ERGOはMicro-USBなので、現在では充電するためだけに専用のケーブルを用意する必要があります。
MX ERGO SではUSB-Cへ変更されているため、MacBookやキーボードなど、USB-C対応機器が多いデスク環境ならケーブルを共用しやすくなります。旧型を6年間使っている筆者にとって、MX ERGO Sで特に魅力を感じるアップデートのひとつです。
MX ERGO Sはクリック音が静かになった
MX ERGO Sではクリック音の静音化も図られています。
MX ERGOは長時間のデスクワークで使うことが多いマウスなので、クリック操作を繰り返したときの音が抑えられるのは、在宅ワークや静かな環境で使う人にとってメリットがあります。
筆者が実際に使用しているのは旧型MX ERGOです。MX ERGO Sのクリック感や実際の音については実機で比較していないため、ここでは仕様上の変更点として紹介します。
UnifyingからLogi Boltへ変更
接続用USBレシーバーも変更されています。
旧型MX ERGOはUnifyingレシーバーに対応していますが、MX ERGO SではLogi Boltに対応しています。Bluetooth接続にも対応しているため、USBレシーバーを使わず接続することもできます。
すでにLogi Bolt対応のロジクール製キーボードやマウスを使っている場合は、接続環境をまとめやすいのもMX ERGO Sのメリットです。
旧型から急いで買い替える必要はない
筆者は、旧型MX ERGOが現在も問題なく使えているため、MX ERGO Sへ急いで買い替える必要は感じていません。USB-Cや静音クリックには魅力を感じますが、6年間使っている旧型でもトラックボールやボタン、バッテリーに大きな不満がないからです。
むしろ「新型へ買い替えたいと思っても、旧型が壊れない」というのが現在の正直な感想です。
一方で、これからMX ERGOを購入するなら話は別です。旧型をあえて選ぶ理由は少なく、USB-C充電や静音クリック、Logi Boltに対応した現行モデルを選ぶ方が自然です。
これからMX ERGOを購入するなら、現行モデルのMX ERGO Sがおすすめです。
MX ERGOのおすすめ設定とボタン割り当て
MX ERGOはそのままでも使えますが、Logi Options+を活用すると、自分の作業環境に合わせてさらに使いやすくできます。
MX ERGOはLogi Options+を使うことで、ポインター速度やボタンの機能を自分の作業に合わせて変更できます。さらに複数のパソコンを使っているなら、WindowsとMacをまたいで操作できるFlowも便利です。
ここでは筆者がMX ERGOで実際に使っている設定を中心に、Logi Options+の便利な機能を紹介します。
ポインターとスクロール速度を調整する
MX ERGOを使い始めたら、まず調整しておきたいのがポインター速度です。
一般的なマウスからトラックボールへ乗り換えると、親指を動かす量と画面上のポインター移動量が合わず、速すぎたり遅すぎたり感じることがあります。
Logi Options+ではポインター速度を調整できるため、実際にトラックボールを動かしながら、自分が狙った位置で止めやすい速度に合わせるのがおすすめです。スクロールなどの設定も変更できるので、まず基本的な操作感を自分に合わせてから、ボタンのカスタマイズへ進むと使いやすくなります。

Logi Options+でポインター速度を好みに調整
よく使う操作をボタンに割り当てる
MX ERGOの便利さをさらに引き出せるのが、ボタンのカスタマイズです。
Logi Options+から各ボタンの機能を変更し、普段よく使う操作を割り当てられます。筆者はよく使う操作をMX ERGOに割り当て、キーボードへ手を移す回数を減らしています。
ブラウジングやブログ執筆、Web制作など、長時間パソコンを使っていると同じ操作を何度も繰り返します。こうした使用頻度の高い操作をマウス側から実行できるようにしておくと便利です。
ただし、すべてのボタンを無理にカスタマイズする必要はありません。使用頻度の低い機能まで登録すると、どこに何を割り当てたのか分かりにくくなります。実際に作業しながら、何度も繰り返している操作から割り当てていくのがおすすめです。

Photoshopのボタン割り当て設定例
FlowならWindowsとMacをまたいで操作できる
複数のパソコンを使っている人に便利なのが、Logi Options+のFlowです。
Flowを有効にすると、対応するパソコン間でカーソルを移動し、そのまま別のパソコンを操作できます。さらに便利なのが、パソコン間でのコピー&ペーストです。Flowを使えば、WindowsとMacをまたいでテキストやファイルをコピーできます。
例えばWindowsでコピーしたテキストをMac側へ貼り付けたり、ファイルを別のパソコンへコピーしたりできます。OSが異なるパソコンを併用していても、1台のMX ERGOからシームレスに操作できるのが魅力です。

WindowsとMacをFlowで接続
カーソルが意図せず別のパソコンへ移動する場合は、Ctrlキーを押しているときだけパソコン間を移動するように設定することもできます。2台のPCを行き来しながら作業する人には、特に便利な機能です。
筆者はMX ERGOだけでなく、キーボードやモニター、ドックなどもWindowsとMacを切り替えやすいように配置しています。実際に使っている機器やデスクの配置は、在宅ワークのデスク環境特集でまとめて紹介しています。
MX ERGO・MX ERGO Sのよくある質問
MX ERGOやMX ERGO Sを購入する前に気になりやすいポイントを、6年間使ってきた筆者の経験も交えてまとめます。
MX ERGOとMX ERGO Sの違いは?
MX ERGO Sでは、旧型MX ERGOから充電端子やクリック、接続方式などが変更されています。旧型はMicro-USBとUnifyingレシーバーに対応していますが、MX ERGO SではUSB-CとLogi Boltに変更されています。また、クリック音も静音化されています。
一方、親指で操作するトラックボールや0°・20°の角度調整など、MX ERGOシリーズの基本的な使い方は継承されています。
これから新しく購入するなら、USB-C充電や静音クリックに対応したMX ERGO Sがおすすめです。
MX ERGOは何年くらい使える?
マウスの寿命は使用頻度や環境、個体差によって異なるため、一概に何年とはいえません。筆者が使用しているMX ERGOは、2020年から6年間使っても故障や不具合はありません。トラックボールやクリック、ホイールなども現在まで問題なく動作しており、バッテリーについても大きな劣化は感じていません。あくまで筆者が使用している1台の実例ですが、長期使用を検討している人の参考にはなると思います。
トラックボールは慣れるまでどのくらい?
トラックボールは一般的なマウスと操作方法が異なるため、使い始めは慣れが必要です。特に最初は、親指でポインターを動かしたり、狙った場所で止めたりする操作に違和感を覚えることがあります。慣れるまでの期間には個人差があるため、「○日で慣れる」とは言い切れません。購入直後の操作感だけで判断せず、ポインター速度などを調整しながら使ってみるのがおすすめです。
MX ERGOは手首が疲れにくい?
MX ERGOは本体を動かさず、親指でトラックボールを操作するマウスです。一般的なマウスのように本体を前後左右へ動かす必要がないため、腕を大きく動かさずポインターを操作できます。また、本体は0°と20°の2段階で角度を調整できます。
ただし、疲れ方や使いやすさには個人差があります。筆者は20°に傾けた状態を基本にしており、長時間のPC作業でも使いやすいと感じています。
MX ERGO SはMacでも使える?
MX ERGO SはMacでも使用できます。
Logi Options+を利用すれば、対応するボタンのカスタマイズなども行えます。WindowsとMacなど複数のパソコンを併用する場合は、前章で紹介したFlowも活用できます。MacBookを含む複数のPCを同じデスクで使いたい人にも選択肢になります。
旧型MX ERGOからMX ERGO Sへ買い替えるべき?
旧型MX ERGOが問題なく使えているなら、MX ERGO Sへ急いで買い替える必要はないと感じています。筆者もUSB-Cや静音クリックには魅力を感じていますが、6年間使用している旧型MX ERGOに故障や操作上の問題がないため、現在もそのまま使い続けています。
一方、Micro-USBをなくしたい、クリック音を抑えたい、Logi Boltへ接続環境を統一したいといった目的があるなら、MX ERGO Sへ買い替えるメリットがあります。
筆者の場合は、現在のMX ERGOが故障したときにはMX ERGO Sを次の候補として考えています。
まとめ|6年間使っても手放せないMX ERGO
6年使っても、
まだ買い替える理由がない
次に選ぶのもMX ERGO
MX ERGOを2020年から6年間使い続けていますが、現在も自宅のメインマウスとして活躍しています。トラックボールやボタンの操作感は良好で、故障や不具合もありません。さらにペリックス球へ交換すれば、滑らかさやポインターの止めやすさまで自分好みに調整できます。
旧型にはMicro-USBなど古さを感じる部分もありますが、筆者は現在も買い替える理由を感じていません。6年間使っても、まだ買い替える理由がない。それが筆者のMX ERGOに対する現在の評価です。
これから購入するなら、USB-C充電や静音クリックに対応した現行モデルのMX ERGO Sがおすすめです。
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WRITER: tuna
観葉植物とカメラと釣りが好きな中年サラリーマン。ガジェットやインテリアは、レトロ&ハイテクが融合したデザインのモノが好き。
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