
釣り・アウトドア
2023.05.28
SOTO シングルバーナー ST-340
オプションパーツやカスタム例を紹介

ブランド | SOTO(ソト) |
---|---|
商品名 | レギュレーターストーブ ST-340 Range |
対応燃料 | CB缶(コンビニでも売ってる細長いガス缶のことです) |
最大火力 | 3.3kW(2,800kcal/h)※SOTO ST-760使用時 |
使用時サイズ | 幅166 x 奥行142 x 高さ110mm |
収納時サイズ | 幅140 x 奥行70 x 110mm |
重量 | 360g(本体のみ) |
適正調理器具 | 中型(直径11~19㎝)の調理器具 |
材質 | ステンレス、アルミダイカスト、樹脂 |
付属品 | 専用収納ケース |
価格帯 | 8,000円台 |
CONTENTS
目次
名作SOTO ST-310の新型モデルST-340
キャンプ道具や釣り具は、とにかく1gでも軽くて携帯性が良くて丈夫なモノがいい。安定した火力で軽量・コンパクトなSOTO ST-310は、名作キャンプギアとしてソロキャンプやバイクツーリングで長らく定番化していました。
そのSOTO ST-310が、2022年ついにアップグレード。名作の名に恥じない新型SOTO ST-340は五徳サイズや火力がアップし、さらに使い勝手が良くなりました。


燃料はコンビニで買えるCB缶のシングルバーナー。キャンプ初心者も簡単に組み立てられ直感的に扱い易く、バイクツーリングやミニマルキャンプにもおすすめのキャンプ道具です。SOTO ST-340をレビューします。
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ST-310からの主な変更点はこちら
- バーナーヘッド(火口)が大型化
- 点火アシストレバーが標準搭載
- 重量と火力と価格が増した
ST-340は十分な火力でお手頃価格
ST-340はCB缶と一体型のシングルバーナーで、携帯性を重視するキャンプスタイルに向いています。火力もパワーがあり、お手頃価格なのが最大のメリット。キャンプデビューする人や初心者におすすめのキャンプ道具です。
一方、本格的な調理や雪中キャンプには不向きです。そもそもCB缶のパワーじゃ足りないし、火力不足です。過酷な環境ではOD缶(アウトドア)仕様のガスバーナーが良いでしょう。ST-340は一般的なキャンプ場向きのシングルバーナーです。さまざまなアウトドアやレジャーシーンで活躍する万能選手といった位置付けです。

燃料はキャンプ初心者も扱いやすいCB缶(コンビニで買える)

ST-310からの変更点
ST-310もST-340も超コンパクトで携帯性に優れたシングルバーナーです。新型ST-340は、五徳サイズと火力がアップしました。中型の調理器具が扱い易くなりました。
サイズはST-310もST-340も同じ。重量だけST-340が30g重くなりました。
比較項目 | ST-340 | ST-310 |
---|---|---|
最大火力* | 3.3kW(2,800kcal/h) | 2.9kW(2,500kcal/h) |
使用時間* | 1.4時間 | 1.5時間 |
点火アシストレバー | 標準搭載 | なし。オプションパーツを別途購入 |
火口サイズ | 66mm | 45mm |
使用時サイズ | 幅166 x 奥行142 x 高さ110mm | 幅166 x 奥行142 x 高さ110mm |
収納時サイズ | 幅140 x 奥行70 x 高さ110mm | 幅140 x 奥行70 x 高さ110mm |
重量 | 360g(本体のみ) | 330g(本体のみ) |
価格帯 | 8,000円台 | 6,000円台 |
適した調理器具サイズ | 直径110〜190mmと相性がいい | 直径120mmくらいまでが相性がいい |
*燃料はSOTO純正のCB缶ST-760を使用時の参考例
サイズアップした五徳
五徳サイズがアップしたので、中型の調理器具(Φ11〜19cm)が扱い易くなりました。
ST-340の五徳サイズは内径約47mm、外径約142mm。旧モデルのST-310は内径47mm、外径130mm。ST-340は五徳外径が10cmほどサイズアップし、安定感が増しました。


対荷重は5kg
こんなに小さなシングルバーナーなのに、対荷重は5kgまであります。ソロ・デュオ用のスキレットやホットサンドメーカーなら問題なく使えます。一般的なアルミ・チタンクッカーなら対荷重5kgあれば必要十分です。
火の広がり方も変わった
火口サイズは直径66mm。加熱効率もUPしました。中型調理器具の底面を広範囲に均等に温めることができます。

一方、ST-310の火口は直径45mmで火の広がりは中央に集中。ミニサイズの調理器具やシェラカップを調理に使う場合は、ST-310の方が使い勝手がいいかも。
点火アシストレバーが標準搭載
ST-310ではオプションパーツだった点火アシストレバーが、新型ST-340は標準搭載されています。これは嬉しい。

ST-340 オプションパーツとカスタム例
SOTO ST-310はオプションパーツが多く、自分好みにカスタムするのも楽しみの一つでした。カスタム事例もネットにたくさん記事があるので参考にしましょう。
しかしST-340専用のオプションパーツはまだ少ない
ST-340は発売されてまだ間もないため(2022年発売)、専用パーツが少なかったり、ST-310では使えたけれどST-340では使えないパーツもあるので、ST-340のオプションパーツ購入時は適合性チェックは忘れずに。
N-project フルチタン遮熱テーブル
筆者はN-projectのフルチタン遮熱テーブルを購入。シンプルでカッコいいです。アウトドア用品は軽さが大事なので、チタン製テーブルを選びました。チタンの軽さと頑丈さに満足してます。


N-projectのチタンテーブルは色合いもmacbookのスペースグレーっぽくてカッコイイ。

N-project ST340専用チタン風防
ST-340の弱点は「風」なので、風防はあった方が良いです。風防は安全性も上がるし、買って損はないアイテム。N-projectの風防はST340専用だけあって、風防の爪部分がST-340の火口部にパチっとぴったりセットできました。シンデレラフィットは気持ちいい。



ST-340 モノトーンモデルも発売
これはシブい!かっこいい。欲しい。ブラックのST-340の型番は「ST-310MT」です。これからST-340を購入する人は、モノトーンモデルもおすすめです。
モノトーンモデルに合わせて、ZEN CampsからST-310/ST-340用の遮熱板テーブルが発売されています。テーブルもブラックでカッコイイです。ガス缶カバーもブラックでおしゃれです。


アシストグリップは定番且つ必須パーツ
ST-310やST-340の足に装着するアシストグリップも忘れてはなりません。定番のオプションパーツです。五徳の滑り止め兼、電動熱をカバーするアイテムとしてほぼ必須のカスタムです。


純正のアシストグリップは新富士の公式サイトでしか買えませんが、同じシリコン素材のチューブを代用すればホームセンターやamazonでも買えます。装着するときはチューブ内に食器洗剤を1〜2滴垂らすとスムーズに装着できます。洗剤なしで強引に装着すると、途中でつっかかるので強引な装着はやめましょう。食器洗剤の利用を推奨します。



ST-340 セット商品はAmazonが強い
AmazonではSOTO純正のセット商品が多く販売されています。楽天とYahooでは見つけられなかったので、単品のリンクを貼っています。セット品はAmazonの商品リンクから参照ください。今から購入検討する人はAmazonでST-340のセット商品も狙い目です。


WHATNOTの収納ケースもおすすめしたい
ミニマルキャンプのお供にST-340
SOTO ST-340はソロキャンプやバイクツーリングなど、軽量コンパクトなキャンプニーズに応えます。筆者はキャンプ以外でも渓流釣りや山菜採りでもST-340を持ち歩いてます。ジャケットのポッケに入るサイズ感なので、いつでもどこでも挽きたてコーヒーを楽しめます。CB缶とシェラカップはズボンのベルトループにぶら下げてます。
WHATNOTの収納ケースが安くて便利
キャンプの時はWHATNOT(ワットノット)のマルチ収納ケースに調理道具をすべてまとめてます。ST-340とCB缶、シェラカップ、クッカー、ライター、蚊取り線香、カトラリー等々。ST-340のテーブルだけ入らないので別で収納する必要がありますが、この収納ケースは仕切りもマジックテープでレイアウトを調整できるし、コンパクトなのに何故だか収納力があります。WHATNOTのマルチ収納ケースおすすめです。


サイズは直径約115mm、高さ245mm、サイドポケットに内ポケット、モールシステムなど機能面も充実。
WHATNOT製品は安い割にジッパー部分が頑丈だし、生地も丈夫なのがメリット。アウトドア用品って素材が大事なんです。どの部分にどんな素材が使われているかで、長持ち度や壊れやすいなど良し悪しが決まります。そのため、あまりにも安いキャンプ道具はおすすめできません。WHATNOT製品は今のところ故障や不具合にあったことはないので、素材と価格のバランスが非常に良いからおすすめできます。

コンパクトなのに不思議といっぱい収納できる
WHATNOTの焚き火道具の収納コンテナもおすすめ。こちらは上部が開いてるデザインで、多少高さがあるキャンプ道具も入ります。汎用性が高い収納コンテナ。WHATNOT製品はデザインもそこそこいいし、素材と用途に合わせた設計が良いです。そして値段が安いのがいちばんのメリットですね。

SOTO ST-340のデメリット
小さい調理器具は不向き
ST-340は、中型の調理器具を使いやすいように五徳と火口サイズがアップしました。その反面、小型のシェラカップやマグカップを直火で温める際は注意が必要です。
五徳の内径はST-310もST-340も同じですが、ST-340は火口サイズがアップし、火の広がり方が広範囲に変更されました。このまま火をつけると確実にカップの取手がアツアツになってしまいます。容量が小さいシェラカップも同様。小さな調理器具を扱う際は、火傷に気をつけましょう。

ST-340は単体だと風に弱い
ST-310やST-340は単体利用だと風の影響をもろに受けます。CB缶も剥き出し状態だし、クッカーやアシストグリップへの輻射熱の影響もあるし、安全性と利便性を考えると、やはりテーブルや風防、アシストグリップは合わせて揃えておくことをおすすめします。
製品の値上がり
昨今の素材価格の高騰で仕方ないですが、ST-310と比べST-340は値上がりしました。2023年現在で千円以上の価格差。でもその分、火力や使いやすさも向上したので、気持ち的にはチャラにしましょう。
まとめ
SOTO 新型シングルバーナー
ST-340をカスタムして
キャンプを便利に楽しもう
●中型(Φ11〜19cm)の調理器具が扱いやすくなった ●火力が上がった ●CB缶仕様でキャンプ初心者にもおすすめ ●キャンプ道具で小型&軽量は大正義
ところで、ST-340のように小さくて機能的で良いデザインのモノって、なんだかトキメキませんか?男心をくすぐるというか。それでは、みなさんも素敵なキャンプライフを!




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WRITER: tuna
観葉植物とカメラと釣りが好きな中年サラリーマン。ガジェットやインテリアは、レトロ&ハイテクが融合したデザインのモノが好き。
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