ガジェコン

釣り・アウトドア

2023.07.18

5050WORKSHOP ランタンスタンド
ORGANIZER CASE LARGEをレビュー

ブランド5050WORKSHOP(フィフティフィフティワークショップ)
商品名2WAY STAND(ランタンスタンド)
型番XBW02
収納サイズH390 × W100 × D60mm
展開時最大高さ最大約125cm(ペグ除く)
重量約500g
耐荷重約1kg(ハンガーフック)
材質アルミニウム合金 / スチール / ポリエステル(収納バッグ)
同梱物・ダブルハンガー
・ジョイント(3本)
・クランプ(テーブルに挟み込む固定部品)
・ペグ(地面に固定する場合はペグを利用)
・収納バッグ
価格帯3,000円台

CONTENTS

目次

キャンプでランタンスタンドがあると良い理由

照明は上から照らしたい

普段、家の中で過ごしているときって、リビングでもデスクでも立ってても座ってても、照明って目線の上から照らしてませんか?照明って日中のお日様と同じように上から照らす方が自然なんです。

照明が目線と同じ高さだと眩しすぎるし下だと暗すぎます。そこでキャンプで必要なのがランタンスタンドという訳です。アウトドアのキャンプやBBQでは壁や天井がなく照明を吊るす場所がないため、ランタンスタンドがあれば上から照らすことができます。

高さ調節できるランタンスタンドは汎用性が高い

ランタンスタンド選びは高さを調節できるランタンスタンドが望ましいです。BBQではハイテーブル、キャンプではローテーブルといったように、アウトドアシーンに合わせて高さの調節ができるランタンスタンドは汎用性が高いからです。5050WORKSHOP 2WAY STANDの最大125cmまで高さを調節できます。

5050WORKSHOPのランタンスタンドはめちゃ軽い!

わずか約500gの2WAY STAND

商品が届き、受け取り時に驚いたのがその軽さです。収納サイズ(H390×W100×D60mm)で、ジョイントポールの太さは約φ1cmで細くて軽く、丈夫なアルミ素材でつくられています。

2way仕様のランタンスタンドで安い!

5050WORKSHOP 2WAY STANDは、テーブル設置用のクランプと地面固定用のペグが標準付属。実売3,000円台で2way仕様の付属品付きってかなり安い!

テーブルクランプの設計が秀逸

クランプの挟む部分はクッションは付いてないけれど、テーブルが傷つかないように面で固定できるタイプです。また、ポールを傷つけないようにポールを固定するネジも丸みを帯びた設計なのが秀逸です。クランプは金属バリはなく丁寧に面取りもされていて、品質の高さが伺えます。

クランプはもう一つ特筆すべき点があります。クランプの下部にも下穴がありポールが貫通する仕様なので、ランタンスタンドの高さを微調整できます。

高強度の鍛造ペグ

ランタンスタンドを地面に固定する場合は付属のペグを使います。鍛造ペグで強度は高いです。ペグ上部にはジョイントポールと接続するネジ穴があるので、好みの高さに合わせて使いましょう。

ジョイントポールは3本付属

ジョイント1本あたりの長さは約31cmで、3本付いています。ハンガーフックがついてるジョイントも同じ長さで、高さは最大125cm(ペグ除く)まで。高さ調整が出来ると、ハイ&ロースタイルどちらでも使えるので、BBQにキャンプに用途が広がります。

ポールの強度は?

ジョイントポールはφ1cmと細いですが、高強度アルミ(A7075)を採用しています。A7075は超々ジェラルミンと呼ばれる金属で、アルミ合金の中では最高クラスの強度を誇ります。釣りのリールの精密なギアにも使われる金属です。

ハンガーはWフックで対荷重は1kg

2WAY STANDはWフック仕様なので片方にランタン、もう片方にはポータブルスピーカーや蚊取り線香を吊るすことができます。フックが2つあると便利ですね。対荷重は1kgなのであまり重たいランタンは吊るせないですが、5050WORKSHOPから出ているMINIMALIGHTや過去記事でも紹介したゴールゼロ(GoalZero)といった小型のLEDライトを吊るすのに適しています。




ロール式テーブル使用時の注意点

天板がロール式のテーブルにクランプで重たいランタンを吊るすと、テーブルのロール部が重量に耐えきれず傾いてしまいます。クランプは板二つ分またいで挟んだ方がいいかも。ロール式テーブルでクランプを利用する際はランタンの重量に注意しましょう。

ロールテーブルの場合、板二つ分まとめて挟む方がいいかも

サイドに引っ掛けるタイプのロール式テーブルの場合、クランプは両サイドに設置できない

2WAY STANDは収納袋付き

同梱物として専用の収納袋も付いています。しかもテーブルクランプを収納できるミニポケット付き。よくあるペラペラの収納袋ではなく、贅沢にも厚めの生地なので擦れや破れに強そうです。こういう細かな点まで配慮されているところに、5050WORKSHOPのこだわりや良さを感じます。

2WAY STANDをORGANIZER CASE LARGEに収納

2WAY STANDがシンデレラフィットする収納ケース「ORGANIZER CASE LARGE」を合わせ買いしました。2WAY STANDにはかなり上等な収納袋が付いていますが、ORGANIZER CASE LARGEには2WAY STAND専用の収納スペースがあるのと、全体的なサイズ感もコンパクトで利便性が高そうなギミックが色々とあり魅力的だったので購入しました。

薄型コンパクトな収納ケース

ORGANIZER CASE LARGEのサイズは、W41×D24×H7.5cmの薄型コンパクトケースです。イメージとしてはビジネス用のブリーフケースが近い形です。

2WAY STAND専用の収納スペース

蓋部分の背面は、2WAY STAND専用の収納スペースになっています。ケース内でWフックが動かないように固定できるバンドも付いているし、他のキャンプギアとぶつかるのを防ぐカバーも付いています。作り込みがすごい!

残念な点は3つ

1つめは、上蓋を開けた時に蓋部分を支える両サイドの紐テープが柔らかすぎて滑りも良すぎて、せっかく位置を固定してもすぐにズレてしまいます。この紐テープ部分、どうにかならなかったんでしょうか。

2つめ。ケースの表面には、モバイルバッテリーやiPhoneのケーブルを通せる通し穴がついてます。ただ、通し穴の裏面のメッシュポケットはとても浅く5cm程度しかないので、モバイルバッテリーやスマホは入りません。実際の収納はその下のポケットを利用することになりそう。そうすると余分なケーブルがケース内で飛び出ることになるのでスマートじゃないですよね…。

3つめは耐久性。ORGANIZER CASE LARGEの耐久性についてはファスナーに課題アリです。まだ数回しか使用してませんが、写真の通り片側のファスナー噛み合わせが合わなくて閉まらなくなり、壊れました。YKKロゴがないので中国製かもしれないです。やっぱりファスナーはYKKじゃないとダメですね。幸いにもファスナーは両サイドに二つ付いているので、もう一つ残った方でやれば今後も一応使えます。

ORGANIZER CASE LARGEの収納力は?

薄型コンパクト設計が特徴のため、収納力はあまり期待しない方が良いです。ただ、コンパクトながらモールシステムやストラップが付いていたり、着脱可能なポーチが付属していたりと、アレンジ次第で汎用性が高い収納ケースになっています。公式では2WAY STANDの拡張パーツであるSTAND PLATEを組み立てたまま収納するできるケースとして紹介されています。

画像引用:5050workshop公式サイト

収納例としてORGANIZER CASE LARGEの高さは7.5cmなので、CD缶やRamen Pan Plusの収納にもちょうどいいです。筆者はST-340やゼログラムのラーメンパン、CD缶、まな板、モバイルバッテリー、ゴールゼロ(GoalZero)など、テーブル上で使う調理器具と電気・照明関連のキャンプギアをまとめて収納しています。ORGANIZER CASE LARGEを広げれば、食卓テーブルの準備が完了する利用法です。

ゼログラムのラーメンパンと高さがちょうど合う。ST-340はラーメンパンの中に収納

照明などの電気関連、レギュレーターストーブやライターなどガス関連をまとめた収納

ショルダーバッグにもなる

ORGANIZER CASE LARGEにはショルダーベルトが付属しています。ブリーフケースとしてもショルダーバッグとしても使える2way仕様です。収納するキャンプギアの重量に合わせて使い分けましょう。ただ、「一応ショルダー使いもできるようにしました」的な簡易的なショルダーベルトの印象です。作り込みが甘いというか。これだったらショルダーベルトは付属させないで、ブリーフケースの持ち手部分をもっと丈夫そうな生地や仕様にするとか、手が痛くならないようにクッション付きの持ち手ハンドルにするとか、どちらか一方にコストをかけた方が良いのではないかと感じました。

前面・背面のモールシステムが便利

他のキャンプギアと連結できるモールシステムは本当に便利です。筆者はお箸やスプーンなどカトラリーを前面に、背面にはST-340用の遮熱テーブルやまな板をモールシステムに挟んでいます。前面ポケットには何を入れようか考え中。

5050WORKSHOPのキャンプギアは設計力は高い

5050WORKSHOP(フィフティフィフティワークショップ)のキャンプ道具を初めて購入して使ってみましたが、細かな点の配慮がすごいというか、品質面や完成度、拡張性など、ユーザービリティが高いことを実感しました。センスも良いですね。

2WAY STAND(ランタンスタンド)の価格が安かったので、強度や品質がちょっと心配でしたが、オーガナイザーケースも含めデザインと設計力が優れているメーカーさんですね。細部までこだわりが伝わってくる作り込みようです。買って良かったキャンプ道具でした。5050WORKSHOP(フィフティフィフティワークショップ)、注目ブランドかもしれない。

ただ、ORGANIZER CASE LARGEケースについてはいくつか残念な点もありました。デザインやユーザービリティを考えた設計は良かったし、ある程度は妥協できる範囲だったのですが、ファスナーの耐久性はとても残念でした。収納ケースなので開閉部分は一番重要なパーツだと思うので、チャック部分が貧弱だとね…。もう少し価格は高くなってもいいから、やっぱりファスナーはYKKにして頂きたいですね。ショルダーストラップも取って付けたような付属品で完成度はあまり高くなかったし、ORGANIZER CASE LARGEはまだ改良の余地ありな気がしました。各部の頑丈さは欲しいですね。

まとめ

ランタンスタンドは5050WORKSHOPの
2WAY STANDがおすすめ!

●Wフック仕様のランタンスタンド ●価格が安い! ●安いのに品質も安心 ●細部まで作り込みがすごい ●ORGANIZER CASE LARGE(オーガナイザーケース ラージ)もおすすめだけど、ファスナーの耐久性に課題アリ





SHARE

シェアする

この記事のタイトルとURLをコピーする

TAGS

タグ

WRITER: tuna

観葉植物とカメラと釣りが好きな中年サラリーマン。ガジェットやインテリアは、レトロ&ハイテクが融合したデザインのモノが好き。

LATEST

最新記事

RANKING

アクセス数ランキング