
釣り・アウトドア

2022.10.29
10年以上使って分かった
FGノットを安定して組むコツ
ノットアシスト2.0
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CONTENTS
目次
第一精工ノットアシスト2.0を10年以上使った感想
第一精工「ノットアシスト2.0」を使い始めてから、10年以上が経ちました。
筆者はFGノットを組むのがあまり得意ではなく、これまでいくつかのノットツールを試してきました。その中で最も長く使い続けているのが、ノットアシスト2.0です。
現在は複数所有し、自宅や車に置いているほか、川釣りや海釣りにも持ち出しています。長く使って感じる最大のメリットは、FGノットを速く結べることよりも、ラインにテンションをかけながら安定して編み込めることです。

第一精工 ノットアシスト2.0のパッケージ

10年以上愛用している第一精工 ノットアシスト2.0
FGノットの結束を安定させやすい
FGノットは、PEラインをリーダーへ編み込み、摩擦力を利用して結束するノットです。FGノットは手だけでも組めますが、PEラインとリーダーにテンションをかけながら、一定のリズムで編み込んでいく必要があります。筆者はこの作業が苦手で、途中でラインが緩んだり、編み込みが不揃いになったりすることがありました。
ノットアシスト2.0を使うと、ラインを本体に固定した状態で作業できるため、ラインにテンションをかけながら編み込みやすくなります。
ノットアシスト2.0は、FGノットを自動で結んでくれる道具ではありません。FGノットの結び方を覚えたうえで、結束を安定させるために使う補助ツールです。

PEラインとリーダーを固定し、テンションをかけながら編み込みます
川釣り・海釣りを問わず使える
ノットアシスト2.0の使い方を一度覚えてしまえば、川釣りでも海釣りでも基本的な手順は変わりません。川で細いPEラインとフロロリーダーを結束するときにも、海でより太いラインを使うときにもノットアシスト2.0を使用しています。
FGノットにはさまざまな結び方がありますが、ノットアシスト2.0を使った方法をひとつ覚えてしまえば、釣りの種類が変わっても基本的な手順は同じです。川でも海でも、ノットアシスト2.0があれば同じ方法でFGノットを組める汎用性の高さも、10年以上愛用している理由の一つです。

渓流釣りのベイトリールでも、ノットアシスト2.0でFGノットを使用

自宅・車・フィッシングベストに常備するほど愛用しています
なお、細いPEラインを使うと、ラインフックをSHUT側にしていてもラインがズレることがあります。筆者はシリコンスプレーを染み込ませたPEラインを使っているため、コーティングによってラインが滑りやすくなっていることも一因と考えられます。
細糸を使う際の注意点と、ラインがズレたときの対処法については、後ほど「細いPEラインを扱うときのコツと注意点」で詳しく紹介します。
結ぶ速さよりも失敗を減らすための道具
「ノットアシスト」という名前から、FGノットを短時間で結べる道具をイメージするかもしれません。しかし、10年以上使ってきた感想としては、結束時間を劇的に短縮するための道具ではありません。
編み込みから締め込み、ハーフヒッチ、仕上げまで丁寧に行えば、それなりに時間はかかります。筆者の場合、FGノットを丁寧に組むと10分ほどかかることもあります。それでも使い続けているのは、速さよりもFGノットを安定して組むことを重視しているからです。
釣り場でラインブレイクして後悔することを考えれば、数分を短縮することよりも、ラインのテンションや編み込みを確認しながらFGノットを仕上げたい。10年以上使った筆者にとって、ノットアシスト2.0は、速く結ぶためというより、FGノットを安定して結ぶための道具です。
10年以上使い続けられるシンプルな構造
購入してから10年以上経ちますが、現在もFGノットを組むときに使っています。
電子部品やバッテリーを使わないシンプルな道具なので、充電や電池交換も必要ありません。釣りに持って行き、必要なときに取り出してすぐ使えます。
ひとつ購入して長く使えることを考えると、筆者にとっては十分に元が取れた釣具です。

長年愛用しているノットアシスト2.0。現在も現役で使っています
FGノットを速く結ぶことより、ラインのテンションを保ちながら安定して組みたい人に、ノットアシスト2.0は使いやすいツールです。
ノットアシスト2.0を使ったFGノットの結び方
ノットアシスト2.0を使ったFGノットは、文章だけで手順を追うより、ラインの位置や動きをイラストと動画で確認した方が分かりやすくなります。
第一精工では、ノットアシスト2.0へのラインのセット方法からFGノットの編み込み、仮固定までをイラストで詳しく紹介しています。ここでは第一精工公式のイラストと動画を使って、基本となるAパターンの結び方を確認していきます。
ノットアシスト2.0にPEとリーダーをセットする方法
最初に、ノットアシスト2.0へPEラインとリーダーをセットします。
アームを開いてPEラインとリーダーをそれぞれラインフックへ固定し、ラインをピンと張った状態でセットするのがポイントです。PEラインとリーダーをどのラインフックへ固定するのか、どの程度ラインを残しておくのかは、下のイラストが分かりやすいので参考にしてください。

PEラインとリーダーのセット方法|出典:第一精工
ノットアシスト2.0でのFGノットの編み込み方法
ラインをセットしたら、PEラインとリーダーを編み込んでFGノットを作ります。第一精工ではA・Bの2パターンを紹介していますが、ここでは筆者が使っているAパターンの編み込み方法を紹介します。
ラインの交差部分を押さえながら編み込み、最後に仮固定するまでの流れは、下のイラストで確認できます。

FGノット「Aパターン」の編み込みと仮固定|出典:第一精工
イラストだけでは分かりにくいラインの動きは、第一精工公式動画を見るとさらに理解しやすくなります。初めてノットアシスト2.0を使う人は、イラストとあわせて確認するのがおすすめです。
細いPEラインを扱うときのコツと注意点
ノットアシスト2.0は細いPEラインにも対応していますが、ラインの太さや表面の滑りやすさによって扱いにコツが必要だと感じることがあります。
特に渓流釣りなどで細いラインを使う場合は、ラインフックへの固定方法や編み込むときの力加減を意識すると、FGノットを組みやすくなります。ここでは、実際に使っていて気づいた細糸の扱い方と、編み込みで失敗しやすいNG例を紹介します。
細いPEラインはラインフックからズレることがある
渓流釣りでは細いPEラインを使いますが、PE0.6号以下になると、ラインフックをSHUT側にしていてもラインがズレることがあります。また、0.8号前後の細いフロロカーボンラインでも、同じようにラインが動いてしまうことがあります。
細いラインでも問題なく使えますが、使用している環境では、細糸になるほどラインフックからズレやすく感じます。ラインがズレるとテンションが弱くなり、そのままでは編み込みにくくなります。FGノットを組む途中でも、ときどきラインの張り具合を確認しておくと安心です。

細いPEラインでは、編み込み中もラインの張り具合を確認
シリコンスプレーによるコーティングも一因と考えられる
もう一つ考えられるのが、PEラインの表面に施しているコーティング剤による影響です。FGノットを組むPEラインには、シリコンスプレーを染み込ませて使用しています。そのため、コーティング剤によりライン表面が滑りやすくなっていることも、ズレやすさの一因と考えられます。
つまり、「PE0.6号以下なら必ずズレる」ということではありません。ラインの銘柄や表面の状態などによっても変わる可能性があるため、細いラインを使うときは、実際の張り具合を確認しながら調整しています。
ラインがズレたら張り直して編み込みを再開する
ラインフックから糸がズレても、FGノットを最初からやり直す必要はありません。テンションが弱くなったら一度編み込みを止め、ラインフックへラインを巻き直して、ピンと張った状態に戻します。 あとは、その位置から編み込みを再開するだけです。
10年以上使っていると、この張り直しも通常の作業の一つになりました。細いラインでは「絶対にズレないようにする」より、ズレたら張り直して適切なテンションに戻す方がスムーズです。
ノットアシスト2.0の編み込み方のNG例
もう一つ注意したいのが、第一精工の公式動画でも紹介されている「FGノットが右に編み込まれていく現象」です。
この記事でも紹介したAパターンの結び方ではPEラインが左側へ編み込まれていきますが、ラインを右側へ強く引っ張りすぎると、反対の右側へ編み込まれてしまうことがあります。
これを防ぐコツは、自分の力でラインを張ろうとしすぎないことです。ノットアシスト2.0にはテンションをかけるためのバネが内蔵されています。本体を無理に押し広げたり、ラインを右側へ強く引っ張ったりせず、内蔵されたバネの力を利用して編み込むとうまくいきます。
文章だけではラインの動きや力加減が分かりにくいため、「右に編み込まれていく現象」は第一精工公式の動画も参考にしてください。
ノットアシスト2.0で扱えるラインの太さ
ノットアシスト2.0は、細いPEラインから太いリーダーまで幅広く対応しています。
第一精工の公式スペックでは、PEラインは0.3〜6号、リーダーは3〜70lbに対応。渓流釣りからソルトウォーターまで、さまざまな釣りで使える対応範囲の広さも魅力です。
| ライン | 対応範囲 |
|---|---|
| PEライン | 0.3〜6号 |
| リーダー | 3〜70lb |
※対応ラインは第一精工公式サイトの仕様を参照。
実際に川釣りと海釣りの両方で使っていますが、釣りの種類に合わせて別のノットツールを用意する必要がないのは便利です。ノットアシスト2.0を使ったFGノットをひとつ覚えておけば、ラインの太さや釣り場が変わっても基本的な結び方は変わりません。
ただし、対応範囲内でも細いラインは扱いに少しコツが必要です。PEラインがラインフックからズレる場合は、前章で紹介したように巻き直してテンションを調整してください。
ノットアシスト2.0を使って感じた3つのデメリット
10年以上使い続けているノットアシスト2.0ですが、誰でも簡単に、短時間でFGノットを結べる道具ではありません。
購入前に知っておきたいデメリットは、主に次の3つです。
FGノットの結び方は覚える必要がある
ノットアシスト2.0を使えば、何も覚えなくてもFGノットが完成するわけではありません。ラインのセットから編み込み、締め込み、ハーフヒッチまで、FGノットの基本的な手順は覚える必要があります。
最初は公式イラストや動画を見ながら何度か練習する必要がありますが、一度覚えてしまえば、釣りの種類やラインの太さが変わっても基本的な使い方は同じです。
FGノットを自動で結んでくれる道具ではない
「ノットアシスト」という名前から、ラインをセットすれば自動的にFGノットを作ってくれる道具を想像する人もいるかもしれません。
実際には、ラインを固定してテンションを保ちやすくするための補助ツールです。編み込みや締め込みは自分で行います。そのため、手間をなくす道具というより、FGノットを安定して組むための道具と考えた方が実際の使用感に近いです。
結束時間が劇的に短くなるわけではない
ノットアシスト2.0を使ったからといって、FGノットが一瞬で完成するわけではありません。ラインをセットし、編み込み、締め込み、仕上げまで丁寧に行うと、筆者の場合は10分ほどかかることもあります。
それでも使い続けているのは、スピードよりも確実にFGノットを組むことを重視しているからです。
短時間で結ぶことを最優先する人には、メリットを感じにくい可能性があります。 一方、時間が多少かかっても、ラインのテンションを保ちながら落ち着いてFGノットを組みたい人には使いやすいツールです。
ノットアシスト2.0がおすすめな人
ノットアシスト2.0は、FGノットを速く結びたい人よりも、FGノットの編み込みを安定させたい人に向いています。
とくに、次のような人におすすめです。
- FGノットの編み込みを安定させたい人
- 手でFGノットを組むと、仕上がりにばらつきが出やすい人
- 手で組んだFGノットの結束に自信が持てない人
- 編み込み中にラインのテンションを保つのが苦手な人
- 川釣りから海釣りまで同じ方法でFGノットを組みたい人
FGノットは手だけでも組めますが、編み込みや締め込みが安定しなければ、せっかく結んでも結束部分に不安が残ります。
ノットアシスト2.0はラインを固定し、テンションを保ちながら編み込みやすくするため、手組みのFGノットで失敗した経験がある人にも使いやすいツールです。
一度使い方を覚えてしまえば、ラインの太さや釣り場が変わっても基本的な結び方は同じ。渓流から海釣りまで使えて、10年以上経った現在も愛用しています。
「このFGノットで本当に大丈夫かな」と結束に不安を感じる人ほど、ノットアシスト2.0を使うメリットを感じやすいでしょう。
ルアー釣りで覚えておきたい2つの結び方
ルアー釣りでは、ライン同士を結ぶだけでなく、ルアーやスナップにもラインを結ぶ必要があります。
筆者がよく使っているのは、PEラインとリーダーを結ぶFGノットと、リーダーとルアーやスナップを結ぶダブルクリンチノットです。この2つを覚えておけば、渓流から海までさまざまなルアー釣りで使えます。
PEラインとリーダーを結ぶFGノット
FGノットは、PEラインとフロロカーボンやナイロンのリーダーを結束するときに使います。PEラインをリーダーへ編み込んで結束するため、結び目をコンパクトに仕上げやすく、ルアー釣りでPEラインを使うなら覚えておきたいノットです。
FGノットを手だけで安定して組むのが難しい場合に、ここまで紹介してきたノットアシスト2.0が役立ちます。

PEラインとリーダーの結束にはFGノットを使用
ルアーやスナップを結ぶダブルクリンチノット
リーダーの先にルアーやスナップを結ぶときは、ダブルクリンチノットを使っています。ラインをアイに通して折り返し、ラインを巻き付けて結ぶ比較的シンプルなノットです。

リーダーとルアー・スナップの結束にはダブルクリンチノットを使用
PEラインとリーダーはFGノット、リーダーとルアーやスナップはダブルクリンチノット。 筆者はこの2つを基本に、さまざまなルアー釣りを楽しんでいます。
ノットアシスト2.0のよくある質問
ノットアシスト2.0を購入する前や、初めてFGノットを組むときに気になりやすいポイントをまとめました。
ノットアシスト2.0は初心者でも使えますか?
使えます。
ただし、ラインをセットするだけで自動的にFGノットが完成する道具ではありません。最初は公式イラストや動画を見ながら練習する必要がありますが、基本的な手順を一度覚えれば、同じ方法で繰り返しFGノットを組めます。
ノットアシスト2.0を使うとFGノットを速く結べますか?
必ずしも速くなるわけではありません。
筆者の場合、編み込みから締め込み、仕上げまで丁寧に行うと10分ほどかかることもあります。速さよりも、ラインのテンションを保ちながら安定してFGノットを組みたい人に向いています。
ノットアシスト2.0はPEライン何号まで使えますか?
第一精工の公式スペックでは、PEライン0.3〜6号、リーダー3〜70lbに対応しています。細いラインから太いラインまで対応しているため、渓流から海釣りまで幅広く使えます。
細いPEラインでも使えますか?
公式スペックではPE0.3号から対応しています。
ただし、実際に使っている環境では、PE0.6号以下になるとラインフックをSHUT側にしていてもラインがズレることがあります。使用しているPEラインにはシリコンスプレーを染み込ませているため、表面の滑りやすさも影響している可能性があります。
ラインフックからPEラインがズレたらどうすればいいですか?
編み込みを一度止めて、ラインフックへラインを巻き直し、ピンと張った状態に戻してから再開します。細いラインでは、ズレないように強く引っ張るより、ラインの張り具合を確認しながら必要に応じて調整する方が扱いやすく感じます。
FGノットが反対方向へ編み込まれるのはなぜですか?
最初の編み込みの際にでラインを右側へ強く引っ張りすぎると、本来左側へ進む編み込みが、反対の右側へ進んでしまうことがあります。本体を無理に押し広げず、内蔵されたバネの力を利用してラインにテンションをかけるのがポイントです。実際のラインの動きは、第三章で紹介した第一精工公式動画を参考にしてください。
ノットアシスト2.0は海釣りと川釣りの両方で使えますか?
使えます。
筆者も渓流から海釣りまで使用しています。ノットアシスト2.0を使ったFGノットをひとつ覚えておけば、釣り場が変わっても基本的な結び方は同じなのが長く使っている理由の一つです。
まとめ|ノットアシスト2.0はFGノットを安定して組みたい人におすすめ
FGノットを安定して組む。
10年以上使って分かった
ノットアシスト2.0の価値
第一精工「ノットアシスト2.0」を使い始めて10年以上。現在も川釣りから海釣りまで、FGノットを組むときに使い続けています。
最大のメリットは、ラインのテンションを保ちながら、安定してFGノットを組みやすいこと。使い方を覚えれば、釣りの種類やラインの太さが変わっても基本的な結び方は同じです。
FGノットを速く結ぶことより、ラインのテンションを保ちながら安定して組みたい人に向いています。手で組んだFGノットの仕上がりに不安がある人は、一度試してみてください。
| ブランド | 第一精工(DAIICHISEIKO) |
|---|---|
| 商品名 | ノットアシスト2.0 |
| サイズ | 58x149x39mm (収納時)105x57x39mm |
| 本体重量 | ミリタリーカラーズ68g |
| 対応ライン | ●PE Line:0.3~6号 ●Leader:3lb~70lb |
| 材質 | CFRP(カーボン繊維強化プラスチック含有率20%) GFRP(ガラス繊維強化プラスチック含有率55%) |
| 原産国 | 日本 |
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WRITER: tuna
観葉植物とカメラと釣りが好きな中年サラリーマン。ガジェットやインテリアは、レトロ&ハイテクが融合したデザインのモノが好き。
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