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釣り・アウトドア

2023.08.12

SOTOの2023年新商品
スライドガストーチ ST-487をインプレ

ブランド SOTO(ソト)
商品名 スライドガストーチ ST-487
対応燃料 CB缶、ライター用のガス缶、OD缶
サイズ 幅40mm × 奥行17mm × 高さ117mm~185mm
重量 57g
容量 1100ml
炎温度 1300℃
連続使用時間 30秒以内
価格帯 2,000円台

CONTENTS

目次

ST-487の製品概要

ST-487は耐風ガスバーナー

SOTOのスライドガストーチ ST-487は、小型のハンディガスバーナーです。耐風設計だから山の尾根やふもとなど、風の強いキャンプ場でも安心、安全に使えます。火力も強力だから、キャンプ以外にもアウトドア全般や災害時にも役立つガストーチです。

火口部分を伸ばして使う

商品名の通り、火口部分をスライドして伸ばせます。117mm~185mmの間でスライドし、約6.8cmの範囲で伸び縮みできます。使用時はどのスライド位置でも着火できます。

セーフティロックや火口カバーの安全設計

着火ボタンにはセーフティロック機構がついています。セーフティロックはスライドすれば解除できます。使用時はロックを解除し、火口キャップを開けないと火が出ないという二段階の安全設計なので誤使用を防げます

1300℃の高火力

火力は1300℃と高く、焚き火や固形燃料、蚊取り線香などに着火させるのに最適です。耐風設計のガストーチなので、風の強い日でも安定感があります。ただ、これはST-487に限らずですが、高い山の山頂や雪中キャンプなど気温や気圧が著しく低い状況だと点火しにくい場合もあるので(iPhoneの充電がすぐなくなるのと同じ)、そういう場合は少し暖めてから使うようにしましょう。

火力調整も出来ます

底面には火力調整つまみが付いていて、炎の大きさを調整できます。使いやすい大きさに調整しましょう。炎の形状は比較的細めの一点集中炎です。どの火力でも安定しています。

ガス残量を確認できる

本体側面にはガスの残量が一目でわかる窓が付いています。窓が小さくてちょっと見づらいですが、傾ければ多少見やすくなります。ガスの補充はCB缶でも出来るので、キャンプ場に着いてからでも安心してガスの補充ができます。

新型ST-487と前作ST-480(製造終了)との違い

火口キャップが一体型になった

前作の火口キャップはチェーンで繋がれてフタを閉じる仕様だったのに対し、新型ST-487は火口部と一体型の開閉式になりました。これでチェーンが切れてキャップだけ失くしてしまう、といったリスクがなくなりました。

吸気箇所の改善

前作の吸気口は火口付近にありましたが、新型は底面からの吸気に変更されました。これにより着火時の煙などの影響を受けにくくなり、ノズル詰まりの発生が軽減しました。

活性炭を内蔵

燃料に含まれる不純物を吸着する活性炭をタンク内に組み込み、バルブ詰まりの軽減に貢献しています。

点火ボタンのアップグレード

ボタンが斜めになったことで、点火ボタンが押しやすくなりました。ユーザービリティ向上のアップグレードですね。

デザインが一新された

マットなブラック塗装で、SOTOのロゴもステッカーではなく印字仕様で、高級感が増しました

個人的には火口キャップが一体化したことと、高級感のあるデザインになったことが推しポイントですね。シンプルでスタイリッシュなデザインになり、所有欲は前作よりも増しました。カッコイイです。

ガスの充填方法とオプションパーツ

ST-487はライター用のガス缶やコンビニでも売ってるCB缶、それにOD缶からもガスの充填ができます。ガスの充填の際はセーフティロックや火口蓋がしっかり閉まっていることを確認してから行いましょう。

CB缶でのガス充填の例

①セーフティロックと火口蓋が閉じているかチェック
②スライドトーチの火口部分を下に。底面を上向きにセット

③CB缶を真っ直ぐにして注入口から差し込む。

ガス漏れがないことを確認して注入してください。

誰でも簡単にガスの注入ができます。ライター用ガス缶、CB缶、どちらでもそのままガスを注入できるのが楽でいいですね。

【注意】OD缶からの充填は別売のフィルアダプターが必要です。
ソト(SOTO) 充てん用アダプター フィルアダプター SOD-450

SOTO製品は人気なので、色々なオプションパーツが売っています。ST-487はおしゃれなレザーケースも各社から展開されてますので、オリジナリティを出したい人にはおすすめです。


2台目ガストーチとして

キャンプ道具をよりコンパクトに収納したい方には、ST-487よりも一回り小さいSOTO ST-485 マイクロトーチがおすすめです。ST-487が壊れた時用に保険として、2台目ガストーチとして持っておくと良いかも。

連続使用は30秒まで

ST-487は点火ボタンを押している間は炎が出続けますが、連続使用時間は30秒です。これはおそらく安全設計の観点からだと思いますので、デメリットとまでは言いませんが、30秒ルールは覚えておきましょう。ST-487の火力は1300℃と高火力なので、筆者は30秒制限に不満を感じたことはありません。

まとめ

今回はSOTOの2023年新商品 スライドガストーチ ST-487を紹介しました。

最後に筆者の失敗談を。アウトドア用のガスライターやトーチは、もっと安くて便利そうな商品が多く販売されています。アウトドアはたかがガスライター、されどガスライターなんです。

ガスライター、ガストーチはすべての火種になるのでキャンプやアウトドアでは必需品です。しっかりしたモノ、信頼性のあるモノを買いましょう。よく知らないアウトドアメーカーや、安いからという理由でガスライターやガストーチを買っちゃダメです。アウトドア初心者こそ、★4つ以上の商品購入を心がけましょう。

筆者もよく知らないメーカーの安い耐風ガストーチを購入して、失敗した経験があります。ガスの充填ができなかったり、火力が弱かったり、耐風性能が弱かったり、初期不良が多かったり…。キャンプ場の現場で全然役に立たず困りました。次の買い直しは失敗したくなかったので、少々高くても信頼できるメーカーのSOTOのスライドガストーチST-487を選びました。ST-487は機能性向上にこだわった日本製です。使いやすさ、品質は確かなので自信を持っておすすめできます。

【補足】
SOTO スライドガストーチ ST-487はパッケージ自体が保証書になっているので、大切に保管しておきましょう

SOTO スライドガストーチ ST-487は
間違いなくおすすめできる品質と利便性。

●ライター用ガス缶、CB缶、どちらもでもそのままガスの充填ができるのが便利 ●前作よりデザインが洗練された ●確かな利便性と品質のSOTO製 ●安全面もアップグレードされてアウトドア初心者にこそおすすめ




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WRITER: tuna

観葉植物とカメラと釣りが好きな中年サラリーマン。ガジェットやインテリアは、レトロ&ハイテクが融合したデザインのモノが好き。

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