
パソコン・周辺機器

2025.10.21
MX ANYWHERE 3Sレビュー
持ち運び用マウス最強格
3が快適すぎて3Sをリピ買い
| ブランド | Logicool(ロジクール) |
|---|---|
| 商品名 | MX ANYWHERE 3S(MX1800GR) |
| サイズ | 高さ: 100.5x幅65x奥行き34.4mm |
| 重量 | 99g |
| 価格帯 | 1万円台 |
CONTENTS
目次
MX ANYWHERE3が壊れたので3Sをリピ買い

MX ANYWHERE3が壊れた
家やオフィスにカフェ、毎日持ち歩き酷使してきたMX ANYWHERE3が、4年目にして左クリックの反応が悪くなり、メーカー保証も2年間だったので買い替えを検討。
乱雑にバッグに入れたり乱暴に扱っていた点もあるので、故障は致し方ない。MX ANYWHERE3はお気に入りのマウスだったけど1万円超えと高額。次のモバイルマウスは安価に済まそうと、同じロジクールのM705を購入。
ロジクール M705、悪くはないけれども…
チルト機能付きのワイヤレスマウスながら、実売5,000円前後とリーズナブルなM705。電池式のため重さがネックですが、慣れるだろうと思い購入。
M705を1ヶ月使ってみたけれど、やっぱりマウスの重さや大きさ、センサー精度など、操作性に不満を感じるように。MX ANYWHERE3の快適さを知っているだけに、M705のストレスに我慢できなくなり、結局、次の給料日に「やっぱりMX ANYWHEREがいい!」とリピート購入を決心。
やっぱりMX ANYWHEREがしっくりくる
MX ANYWHEREは3から3Sに進化し、静音性とセンサー精度がUPしました。デザイン面はほぼ変化なし。小さなモバイルマウスだけれども、相変わらず高級感を醸し出している。操作性も快適。さすがロジクールのMasterシリーズだ。
MX ANYWHEREのメリットを説明する前に、せっかく買ったM705の不満に感じた点や良かった点に少し触れていきます。
ロジクール SE-M705だと満足できず

M705は操作が疲れる
M705は価格相応の操作性といったところ。ワイヤレスマウスとしては悪くはないけれど、モバイルマウスとしては少々不満。MX ANYWHEREとの差を感じた点は以下です。
- 電池式マウスはやっぱり重たい
- マウスがやや大きい
- センサー精度が低いため、
狭い作業エリアだと操作に難あり - デバイス接続がUSBレシーバー接続


モバイルマウスとしては、やや大きめで重い
小型マウスが好みの人にとっては、M705は大きいと感じてしまうかも。サイズは高さ109x幅71x奥行き42mm。電池式のため重さを感じます。下の写真はMX ANYWHERE(左)とM705(右)の重量比較。


M705はモバイルマウスとして作られたわけではないと思うので、作業エリアを広く取れる環境なら、安価且つそれなりのスペックで良いかも。
M705はセンサー精度が1000dpi
M705はセンサー精度が低いため、マウス操作を大きく動かさないとマウスカーソルも追従しないので、操作が疲れました。作業エリアも広く取らないと操作しにくかったです。たまにマウスカーソルが画面を飛んでしまうことも。デザイン作業中にそれが起こると若干ストレスにもなりました。
Bluetooth接続できない
M705はBluetooth接続がありません。USBレシーバーを使ってPCと接続します。macbookやサーフェイスのようにUSB-Aがないパソコンは、USBハブを別途用意する必要があります。PC周辺機器が増えてしまうため、モバイルマウスはやはりBluetooth接続が良いと感じました。
M705の良かった点
スクロールホイールはカリカリとしっかり手応えのある操作感とクリック音。筆者的には好み。逆にそれがうるさいと感じる人にとってはマイナス点かも。ノッチモード/高速スクロールボードの切り替えもできます。このボタンもカチッとしっかり操作感があって好みでした。
マウス全体の質感は良いです。しっとりした質感でグリップ力もあります。高見えするマウスだと思います。
ワイヤレス接続でティルト機能付き、高見えする質感で価格も5,000円前後と考えると、お値段以上のクオリティは感じます。ホイールの操作性とデザインに関しては満足するマウスでした。ただし、MX ANYWHEREと比べてしまうと…。
持ち運びマウスとしてMX ANYWHEREが優れている点
MX ANYWHEREの良さを要約すると、「小型軽量でボタン数も十分でBluetooth接続、センサー精度も高い」です。それと無駄のない洗練されたデザイン。


軽くて小さい!
MX ANYWHERE3Sの最大のメリットは軽さとコンパクトさ。MX ANYWHEREの快適性を知ると、他のモバイルマウスでは満足できなくなります。重量は99gと記載されていますが、実測値は95gでした。一日中使っていても手が疲れません。
驚くほど充電が長持ち
1回のフル充電で70日間持ちます。1分の充電で3時間動きます。この急速充電と長持ちバッテリーはスゴいです。MX ANYWHERE3を3年間使って、あまり充電した記憶がありません。そろそろ充電しとこうかな、と思い出したときにする程度で、充電切れを感じたことがありません。
Bluetoothで簡単接続
箱から出してすぐにパソコンと接続できます。UBSレシーバーなど余計な付属品がないからデスクまわりもスッキリします。
8000dpi センサー搭載
センサー精度は8000dpiとかなり高いです。dpi数値が高いと、手をあまり動かさなくてもマウスカーソルは大きく動きます。つまり、マウスの作業エリアは省スペースで済むということです。ビジネス用途なら、dpi数値は高い方が良いです。
MX ANYWHERE3Sはクリック音が静音に
3Sからクリック音が静音仕様になりました。静音仕様でもクリックした感触はしっかり感じます。静音性もしっかりしているし、ロジクールのMXシリーズの完成度は素晴らしいです。
高級感のあるデザイン
ロジクールのMasterシリーズは商品名に「MX」を冠します。その使命は「高精度・パフォーマンス・熟達」。MX ANYWHEREもMasterシリーズの一角を担う商品のため、妥協を感じさせないデザインと完成度。

側面は波状のデザインでグリップ効果も高めている

小型マウスながら機能充実で洗練されたデザイン
ホイールにチルト機能がない代わりに
MX ANYWHEREの残念な点は、チルト機能がないことです。その代わりにサイドボタンを押しながらホイールを操作すると横スクロールできます。
エクセル操作は問題ないのですが、チルト機能がないと、ブラウザのタブ送りが多少不便です。筆者はホイールボタンにタブ送りを設定していますが、右か左か一方向にしかタブ送りできません。チルトボタンのように左右を行き来することができません。
MX ANYWHEREの次のアップグレードは、チルト機能をぜひ搭載して欲しいですね。スクロールホイールはMX ERGOと同じ仕様にして欲しいです。スクロールホイールの操作感はMX ERGOが最強と思っています。MX ERGOは至高のマウス(トラックボール)。
MX ANYWHERE3Sのスペック
もう少し詳しいスペックを見てみましょう。
MX ANYWHERE3Sのサイズと重量
静音仕様やセンサー精度がアップグレードされましたが、サイズは前作と変わらず同じでした。小型軽量でとにかく扱いやすいです。MX ANYWHERE3Sは、持ち運び用として最適なマウスです。
- 高さ:100.5mm
- 幅:65mm
- 奥行き:34.4mm
- 重量:99g
デバイス接続は最大3台まで
デバイス接続数も前作同様3台まで。windows、mac、どちらにも対応しています。こう見ると裏面も高級がありますよね。さすがMasterシリーズ。

ボタンは6箇所
それぞれのボタンはアプリケーションごとにカスタム機能を割り当てることができます。MX ANYWHEREにはチルトボタンがないため、筆者はホイールボタンにブラウザのタブ送りを設定しています。

スクロール速度やカスタムボタンの割り当ては、専用アプリの「Logi Options+」で設定します。
Logi Optionsについて、詳しくはMX ERGOのページで説明していますのでご参照ください。
スクロールは2種類
- ラチェットモード:クリック感がある一般的なマウスのスクロール感
- フリースピンモード:クリック感がない高速スクロールモード
普段はラチェットモードで、長いエクセルやWEBページの閲覧はフリースピンモードが情報把握に便利。
脅威の長寿命バッテリー
前述しましたが、フル充電で70日間、1分充電で3時間動きます。この充電の持ちの良さは脅威です。運用面もかなり快適です。充電用にUSBケーブル(TypeA↔︎TypeC)が付属しています。
MX ANYWHERE3Sの操作性や快適性をさらに高めたいなら、こんな商品もあります。マウスのグリップ力UPや、マウスの滑りを改善するアイテムです。
MX ANYWHERE3と3Sの違い
MX ANYWHERE3(MX1700BGR)と、3S(MX1800GR)の違いを説明します。見た目は見分けがつかないほど同じです。マウス裏の印字が3Sの方が濃くなり読みやすくなった程度のようです。

左がMX ANYWHERE3、右が3S

左がMX ANYWHERE3、右が3S
変更点①クリックが静音に
リモートワークや外出先の環境も鑑みてのことだと思いますが、クリック音が静音仕様になったことは、大きな変更点です。静音仕様になったからといって、クリックの感触は損なわれていません。しっかり手応えのあるクリック感です。
変更点②センサー精度が8000dpiに
センサー精度は前作の4000dpiに対し、3Sは8000dpiと大幅にアップグレード。小さな動きでより大きく動くようになりました(マウスカーソルが)。狭いデスク環境でも快適に操作できます。
変更点③USBレシーバーが別売に
MX ANYWHERE3Sから、USBレシーバーが付属されなくなりました。Bluetooth接続だとセキュリティ的に不安という方は、別売のLOGI BOLT USBレシーバーを購入しましょう。より安全且つ高性能なワイヤレス接続を確立できます。USB-AとCがあるので、間違えないように。
MX ANYWHERE3でその快適さを知ってしまった筆者は、下位モデルに浮気しつつも結局はMX ANYWHEREをリピート購入したという顛末でした。MX ANYWHERE3Sは、満足度の高い高性能モバイルマウス。持ち運びに最適なマウスです。3もレビューしていますので合わせて参照ください。

後ろ姿まで美しいMX ANYWHERE3S
まとめ
ロジクールMXシリーズは
期待を裏切らない良品
MX ANYWHERE3Sは
静音仕様で実用性もUP
⚫︎他のマウスも試したけれど、やっぱりMX ANYWHEREに戻りました ⚫︎MX ANYWHERE3Sは静音性とセンサー精度がUP ⚫︎MX ANYWHERE3Sはチルト機能はありません(代わりにボタン操作で横スクロール)
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WRITER: tuna
観葉植物とカメラと釣りが好きな中年サラリーマン。ガジェットやインテリアは、レトロ&ハイテクが融合したデザインのモノが好き。
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