
釣り・アウトドア

2022.11.06
【実測レビュー】ダイワ クーラー
プロバイザートランク3500の保冷力
S・GU・TSS・ZSSの違いやシマノ比較
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CONTENTS
目次
ダイワ プロバイザートランク3500を使った結論
結論からいうと、プロバイザートランク3500は「大型魚が入る35Lクラスで、保冷力と運びやすさを両立したい人」におすすめです。
筆者が実際に使用しているのは、3面真空パネル+ウレタン断熱材を採用した「TSS 3500」。釣りで長く使っていますが、保冷力はもちろん、大型魚を収納しやすい横長の形状や、スムーズなキャスターなど、漁港や沖磯での使いやすさ重視で選びました。

保冷力は実際に氷を使って検証。約14時間後にも氷が残る結果となりました。35Lの容量があるため、釣りだけでなくキャンプ用の大型クーラーとしても使いやすいサイズです。
一方で、本体の大きさや重量、サイドハンドルなど一部パーツの耐久性には気になるところもあります。それでも、大型魚が入る容量・保冷力・運びやすさを重視するなら、プロバイザートランク3500は有力な選択肢です。
ラインナップにはS・GU・TSS・ZSSがあり、保冷力や価格によって選択肢が分かれます。筆者はその中から、3面真空+ウレタンを採用したTSS 3500を選びました。
今回は35Lのキャスター付きで、55cmまでの魚が入る大型のクーラー、プロバイザートランクHD II 3500 TSSを紹介します。
次章ではS・GU・TSS・ZSSは何が違うのか、それぞれどんな人に向いているのかを解説します。

S・GU・TSS・ZSSの違い|どれがおすすめ?
プロバイザートランク3500には「S・GU・TSS・ZSS」の4タイプがあり、大きな違いは断熱材と保冷性能です。
価格を抑えるなら「S」、価格と保冷力のバランスなら「GU」、より高い保冷力を求めるなら「TSS」、保冷力を最優先するなら最上位の「ZSS」が選択肢になります。
| タイプ | 断熱構造 | 特徴・おすすめの人 |
|---|---|---|
| S | スチロール | 価格を抑えたい人。短時間の釣行や秋冬中心の使用にも |
| GU | ウレタン | Sより保冷力を重視しつつ、価格とのバランスも取りたい人 |
| TSS | 3面真空+ウレタン | 夏場の釣りなど保冷力を重視する人。性能と価格のバランスも◎ |
| ZSS | 6面真空+ウレタン | 価格よりも保冷力を最優先したい人 |
筆者が選んだのは「TSS 3500」
筆者が購入したのは、3面真空パネル+ウレタン断熱材を採用したTSS 3500です。
最上位のZSSは6面真空パネルで高い保冷性能が魅力ですが、その分価格も上がります。おまけに重さも重量級です。運搬も必要な釣行ではTSSの重さが体力的にも限界と思いTSSを選びました。
TSSは底面と長側面に真空パネルを配置し、それ以外をウレタンで断熱。保冷性能をしっかり確保しながら、ZSSより価格を抑えているのがメリットです。
実際にTSS 3500を使って保冷力を検証したところ、約14時間後にも氷が残る結果となりました。釣りで使用していても保冷力に大きな不満はなく、十分な性能です。
そのため、「どのモデルを選べばいいかわからない」「ZSSほどの性能が本当に必要?」と迷っているなら、保冷力と価格のバランスに優れたTSS 3500がおすすめです。
一方、使用時間が短く価格を抑えたいならSやGU、真夏の長時間釣行などで保冷力を最優先するならZSSも候補になります。使用する季節や釣行時間、予算に合わせて選ぶとよいでしょう。
新型PV-REXが登場|プロバイザートランク3500との違い
ダイワのプロバイザーシリーズには、新型「PV-REX(プロバイザー・レックス)」が登場しています。
座れる頑丈なボディなど従来シリーズの特徴を受け継ぎながら、ワンハンドオープンや密閉性を高めるシールドロック機構、大口径水栓などを採用。使い勝手も進化しています。一方、旧プロバイザートランク3500とは、サイズ展開だけでなく断熱グレードの構成にも違いがあります。
PV-REXは「SU」が加わり「TSS」がなくなった
旧プロバイザートランク3500は、S・GU・TSS・ZSSの4グレード。新型PV-REXではS・GU・SU・ZSSという構成になっています。
| グレード | 旧プロバイザー トランク3500 |
PV-REX |
|---|---|---|
| S | スチロール | スチロール |
| GU | ウレタン | ウレタン |
| SU | ― | 1面真空+ウレタン |
| TSS | 3面真空+ウレタン | ― |
| ZSS | 6面真空+ウレタン | 6面真空+ウレタン |
S・GU・ZSSは両シリーズに設定されていますが、中間グレードの構成が変わりました。
旧プロバイザートランク3500では3面真空+ウレタンのTSSだったのに対し、PV-REXでは1面真空+ウレタンのSUをラインナップ。TSSがそのままSUへ置き換わったのではなく、真空パネルを採用した中間グレードの選択肢が変わったと考えると分かりやすいでしょう。
筆者が使用しているのはTSSですが、PV-REXではSU・ZSSを含め、必要な保冷力と予算に合わせて選ぶことになります。
旧PV-TSS 3500とPV-REX 2800をサイズ・保冷力で比較
PV-REXは16L・22L・28Lの3サイズ。旧プロバイザートランク3500と同じ35Lは現在ラインナップされていません。3500と比較するなら、PV-REXではシリーズ最大となる2800が最も近いサイズです。
| 比較項目 | 旧PV-TSS 3500 |
PV-REX SU 2800 | PV-REX ZSS 2800 |
|---|---|---|---|
| 容量 | 35L | 28L | 28L |
| 内寸 | W55cm D24cm H25cm |
W42cm D27cm H23.5cm |
W42cm D27cm H23.5cm |
| 外寸 | W71.5cm D32.5cm H35cm |
W57cm D40cm H34cm |
W57cm D40cm H34cm |
| 重量 | 7.3kg | 5.9kg | 6.8kg |
| 真空パネル | 3面 | 1面 | 6面 |
| その他断熱材 | ウレタン | ウレタン | ウレタン |
| 保冷力 | KEEP 120 | KEEP 100 | KEEP 130 |
| メーカー希望価格 | 54,200円 | 38,200円 | 61,200円 |
※W=幅、D=奥行、H=高さ。メーカー希望価格は税別。
3500と2800では、容量だけでなく形状にも違いがあります。
旧PV-TSS 3500は内寸幅55cmの横長形状なのに対し、PV-REX 2800は42cm。一方で、奥行きは24cmから27cmへ広くなっています。外寸幅も3500の71.5cmに対して2800は57cm。魚を横向きに収納できる長さを重視するなら3500、車載時のコンパクトさや取り回しを重視するなら2800という違いがあります。
3500とPV-REX 2800は用途に合わせて選ぶ
プロバイザートランク3500とPV-REX 2800は、単純に新旧だけで比較するより、必要な容量や保冷力、扱いやすさで選ぶのが分かりやすいでしょう。35Lの容量や横長の内寸が必要ならプロバイザートランク3500。
28Lで十分なら、軽さと価格を重視するSU 2800、保冷力を重視するZSS 2800が候補になります。
⚫︎ 軽さと価格のバランスで選ぶならSU 2800
⚫︎ 6面真空で保冷力を重視するならZSS 2800
PV-REXにはワンハンドオープンやシールドロック機構、大口径水栓など新しい機能も追加されているため、容量だけでなく使い勝手まで含めて比較するとよいでしょう。筆者が実際に使用しているのは、旧モデルのTSS 3500です。新型との違いを踏まえたうえで、実際の使い勝手はどうなのか。ここからは、使い続けてわかったメリットとデメリットを紹介します。
実際に使ってわかったメリット・デメリット
プロバイザートランク3500を実際に使って感じる最大の魅力は、35Lの大容量、高い保冷力、キャスターによる運びやすさのバランスが良いことです。
一方、大型クーラーボックスならではの重量やサイズ感に加え、長く使っているからこそ気になった部分もあります。
購入後に「思っていたのと違った」とならないよう、筆者が実際に使って感じたメリット・デメリットをまとめます。
ダイワ プロバイザートランク3500のメリット
● 35Lの大容量で大型魚にも対応しやすい
横長のボディで内寸も広く、釣った魚を収納しやすいのが大きなメリット。青物など、ある程度サイズのある魚を狙う釣りでも使いやすい容量です。
● 夏場の釣りでも頼れる保冷力
筆者が使用しているTSS 3500は、3面真空パネル+ウレタン断熱材を採用。実際に氷を使って検証したところ、約14時間後にも氷が残りました。保冷力については後半で詳しく検証しています。
● キャスター付きで移動がラク
35Lのクーラーボックスは、飲み物や氷、釣った魚を入れるとかなりの重量になります。そんなときに便利なのがキャスター。持ち上げる距離を減らせるため、駐車場や堤防などでの移動がかなりラクになります。

● 持ちやすく、扱いやすいロングハンドル
ロングハンドルは十分な長さがあり、重くなったクーラーを引いて移動するときも扱いやすい設計です。
サイドハンドルに干渉しない形状になっているほか、真上まで起こすと仮固定されるため、持ち上げる際もスムーズ。こうした細かな使い勝手の良さは、実際に使ってみると便利に感じます。

● 頑丈で座ることもできる
本体はしっかりとした作りで、クーラーボックスとしてだけでなく、釣り場ではちょっとした椅子代わりにもなります。荷物をできるだけ増やしたくない釣行では、この頑丈さもメリットです。


● 小物や食べ物を分けて収納!防水プルーフケース付き
TSSとZSSには、クーラー内部にセットできる防水プルーフケース「PC-3500」が付属します。
ケースは左右にスライドでき、必要なときにサッと移動できるのが便利。深さもあるため、お弁当や飲み物、小物などを魚や氷と分けて収納するのに重宝します。シンプルながら実用性の高い付属品です。


● サイドロック付きでフタをしっかり固定できる
本体側面には、フタをしっかり固定できるサイドロックを装備しています。両開きできるフタの便利さを残しつつ、移動時にはロックして不用意に開くのを防げるのがメリット。


プロバイザートランク3500のデメリット
● 大きくて重い
35Lという容量がメリットである一方、本体サイズと重量はそれなりにあります。車への積み下ろしや階段など、キャスターが使えない場所では重さを感じます。購入前には、車の荷室や自宅での収納スペースも確認しておくことをおすすめします。
● サイドハンドルの耐久性が少し気になる
長く使っていて気になるのがサイドハンドルです。本体そのものが頑丈なだけに、荷物を満載した状態で持ち上げると、ハンドル部分には少し不安を感じます。現時点で使用に大きな問題はありませんが、満載状態では無理な扱いを避けています。

● 水抜き栓のストッパーがやや華奢
水抜き栓自体は、溶けた氷や内部の水を排出するときに便利です。ただ、ストッパー部分は本体の頑丈さと比べるとやや華奢な印象(ちぎれてしまいそう)。

● CPパーツの取り付けには抵抗を感じることも
ロッドホルダーなどのCPパーツで拡張できるのは魅力ですが、一部のパーツは本体への取り付け作業が必要です。
高価なクーラーボックスだけに、「できれば本体に穴を開けたくない」と感じる人もいるでしょう。CPパーツについては後半で詳しく紹介します。
デメリットはある。それでも使い続けている理由
プロバイザートランク3500は、大きさや重量、一部の樹脂パーツなど、実際に長く使ってみると気になるところもあります。
それでも筆者が使い続けているのは、魚をしっかり収納できる35Lの容量、高い保冷力、そしてキャスターによる運びやすさが、それらのデメリットを上回っているからです。
特に大型クーラーボックスは、保冷性能だけでなく「魚や氷を入れて重くなった状態でどう運ぶか」も重要。プロバイザートランク3500は、この実用性までよく考えられたクーラーボックスだと感じています。
では、同じ35Lクラスの人気モデルであるシマノ「スペーザ」と比較すると、どちらが使いやすいのでしょうか。次章では、両モデルの違いを比較していきます。
シマノ スペーザと比較|結局どっちがおすすめ?
35Lクラスの大型クーラーボックスを検討すると、比較候補になるのがシマノ「スペーザ」シリーズです。
ダイワのプロバイザートランク3500とシマノのスペーザは、どちらも釣りで使いやすい横長タイプ。大型魚を収納しやすく、キャスターを備えたモデルもあり、「結局どっちを選べばいい?」と迷う人も多いでしょう。
筆者も購入時に両モデルを比較しました。
結論からいうと、運びやすさや断熱構造、車載時のコンパクトさを重視するならプロバイザートランク3500。魚を収納できる内寸の長さを重視するならスペーザが有力です。
プロバイザートランク3500とスペーザを比較
ここでは、筆者が使用している「プロバイザートランクHD II 3500 TSS」と、同じ35Lクラスの「スペーザ リミテッド350 キャスター」を比較します。
| 比較項目 | ダイワ プロバイザートランクHD II 3500 |
シマノ スペーザ リミテッド 350 キャスター |
|---|---|---|
| 容量 | 35L | 35L |
| サイズ | 高さにゆとりがあり、外寸コンパクト | 横長で内寸が広く、魚を収納しやすい |
| 重量 | 7.3kg | 7.7kg |
| 断熱構造 | 3面真空パネル+ウレタン | 3面一体型真空パネル+発泡ポリスチレン |
| 保冷指標 | KEEP 120 | I-CE 60 |
| ショルダーベルト | ― | ○ |
| サイドロック | ○ | ○ |
| キャスター | ○ | ○ |
| 取っ手形状 | ハンドル形状 | グリップ形状 |
| 衛生機能 | 消臭 | 抗菌 |
※ダイワの「KEEP」とシマノの「I-CE」はメーカーごとに試験条件や算出方法が異なります。
数値だけで保冷性能を直接比較することはできません。
魚の収納力ならスペーザ、車載性ならプロバイザートランク
● 同じ35Lでもサイズに違いがある
内寸の長辺はプロバイザートランク3500が55cm、スペーザが59.2cm。長さのある魚を収納するならスペーザが有利です。
一方、外寸の長辺はプロバイザートランク3500が約8cm短く、重量も約400g軽量。車載性や取り回しを重視するならプロバイザートランク3500にメリットがあります。
● 断熱構造にも違いがある
プロバイザートランクTSS 3500は3面真空パネル+ウレタン断熱材、スペーザ リミテッド350 キャスターは3面一体型真空パネル+発泡ポリスチレンを採用しています。
どちらも保冷性能に優れますが、ダイワは「KEEP」、シマノは「I-CE」と保冷指標が異なるため、KEEP 120とI-CE 60hの数値だけで性能を単純比較することはできません。筆者はポリスチレンよりもウレタンの方が保冷力が高いと考えているため、ダイワのプロバイザートランクを選びました。
実際の保冷力については、後半の保冷テストで詳しく検証しています。
筆者が購入時に重視したのがハンドルの使いやすさ
35Lクラスは氷や魚を入れるとかなり重くなるため、保冷力だけでなく運びやすさも重要です。
スペーザはドアノブのようなグリップ型なのに対し、プロバイザートランク3500は一般的なハンドル形状。持ち手が広く、指を掛けてキャスターを引きやすい設計。余計な力を使わずに運べるのがメリット。長く使っていますが、シンプルなハンドル形状だからこその扱いやすさを実感しています。
実際に友人が使っているスペーザも試しましたが、筆者には正直、グリップ型のハンドルがあまり合いませんでした。しっかり握って引くため、重くなるほど手が疲れました。
ハンドルの好みには個人差がありますが、筆者にとってはプロバイザートランク3500の方が持ちやすく、運搬時の負担も少ないと感じています。
プロバイザートランク3500がおすすめな人
プロバイザートランク3500は、保冷力だけでなく、運びやすさや車載性も重視する人におすすめです。
- 保冷力と価格のバランスを重視したい
- 大容量でも運びやすいクーラーが欲しい
- キャスターを使って移動することが多い
- 車載時のサイズを抑えたい
- 釣りだけでなくキャンプにも使いたい
シマノ スペーザがおすすめな人
スペーザは、魚を収納できる「長さ」を重視する人におすすめです。
- 長さのある魚を収納したい
- クーラーの内寸を重視したい
- ショルダーベルトを使いたい
- 抗菌仕様を重視したい
- シマノの釣具で揃えたい
スペーザ リミテッド350 キャスターは、35Lながら内寸の長辺が59.2cm。青物など長さのある魚を収納するなら、この横長形状が大きなメリットです。
結局どっちがおすすめ?
選び方はシンプルです。
運びやすさ・車載性・断熱構造・価格とのバランスなら「プロバイザートランク3500」。
長さのある魚を収納できる内寸を重視するなら「シマノ スペーザ」。
筆者は両者を比較し、ハンドルの使いやすさ、車載性、断熱構造を総合してプロバイザートランクTSS 3500を選びました。
長く使用していますが、現在もこの選択には満足しています。
実測|プロバイザートランク3500の保冷力を検証
プロバイザートランク3500を選ぶうえで、やはり気になるのが実際の保冷力です。
そこで「プロバイザートランクTSS 3500」に氷を入れ、時間の経過とともにどのくらい氷が残るのかを検証しました。
結論からいうと、約538gの氷を入れてスタートし、14時間後にも24.8gの氷が残りました。
35Lという大容量ながら、長時間にわたって氷が残ったことから、実用上十分な保冷力があると感じています。
3種類のクーラーボックスで保冷力を比較
今回の検証では、プロバイザートランクTSS 3500に加えて、シマノのクーラーボックスも用意しました。
- ダイワ プロバイザートランクTSS 35L
- シマノ フィクセル ライト 22L
- シマノ フィクセル リミテッド 12L
それぞれにほぼ同量の氷を入れ、時間の経過による氷の残り方を比較しています。
検証時の室温は約26.5〜27.4℃。最終的により多くの氷が残っている方が勝ちという検証です。
※クーラーボックスの容量や断熱構造など条件が異なるため、メーカーや製品間の性能を厳密に比較する試験ではありません。実使用に近い環境で行った参考テストとしてご覧ください。

6時間後|まだ十分に氷が残っている
どのクーラーも、まだしっかりと氷が残っていました。短時間の釣行や日帰りのアウトドアであれば、保冷力に大きな不安を感じる結果ではありません。

12時間後|氷は小さくなったものの残っている
12時間が経過すると氷はかなり小さくなりましたが、プロバイザートランクTSS 3500にはまだ氷が残っています。
朝から夕方までの釣行を想定すると、約12時間というのはひとつの目安になります。
実際の釣りでは氷の量や外気温、クーラーの開閉回数、入れる魚や飲み物などによって保冷状況は変わりますが、TSS 3500の保冷性能を確認するうえでは参考になる結果でした。

14時間後|24.8gの氷が残った
検証開始から約14時間後、プロバイザートランクTSS 3500には24.8gの氷が残りました。シマノのフィクセルライトは完全に氷が解けました(よく頑張った!)。
プロバイザートランクはスタート時の約538gから考えると多くは溶けていますが、35Lという大型クーラーで14時間後まで氷が残ったことは、筆者にとって十分納得できる結果です。

プロバイザートランクは大型クーラーながら、保冷力は予想以上
今回の検証で印象的だったのは、35Lの大型クーラーであるプロバイザートランクTSS 3500が、14時間後も氷が残ったことです。
一般にクーラーボックスは、容量が小さいほど内部の空間も小さく、保冷には有利です。大型クーラーという不利な条件を考えると、ひょっとしたらプロバイザートランクが一番最初に氷が解けるのでは?と予想していました。
しかし結果は、14時間後にも氷が残る健闘ぶり。3面真空パネル+ウレタンを採用したTSS 3500の保冷力は想像以上でした。
プロバイザートランク TSS 3500の保冷力は実用上十分
今回の実測結果だけで、クーラーボックスの絶対的な保冷性能を判断することはできません。特に保冷力は、外気温や氷の量、開閉回数、直射日光の有無などによって大きく変わります。
それでも筆者が実際に長く使用している感覚と今回のテスト結果を合わせると、プロバイザートランクTSS 3500は日帰りの釣りを中心に使うなら、十分な保冷力を備えていると感じています。
CPパーツでクーラーをカスタマイズ
プロバイザートランク3500は、そのままでも十分使いやすいクーラーボックスですが、ダイワの「CP(クーラーパートナー)シリーズ」を追加することで、釣りのスタイルに合わせてカスタマイズできます。
ロッドホルダーや小物入れなどをクーラー側面に取り付けられるため、クーラーボックスを単なる魚を冷やす箱ではなく、釣り場で使う道具をまとめるベースとして活用できるのが魅力です。
CPキーパーロング
当初は下の写真の通りCPキーパーロングを取り付けたのですが、現在はベースごと取り外し、CPキーパーマルチを取り付けています。
理由はφ33までの磯竿ならロッドホルダーに収納できましたが、10ftクラスの竿尻の太いルアーロッドの収納ができなかったからです。汎用性としてはこの後紹介するCPキーパーマルチをおすすめします。


CPキーパーマルチ|ロッドや小物をクーラーにセット
「CPキーパーマルチ」これは便利です。磯竿からルアーロッド、太いロッドもすんなり入ります。
クーラー側面にネジで直接取り付けることで、ロッドをしっかり立てておくことができます。仕掛けを交換するときや、両手を空けたいときにも便利。
特に堤防や磯ではロッドの置き場所に困ることがありますが、クーラーボックスをロッドホルダーとして使えば一石二鳥です。
CPポケット|よく使う小物をまとめて収納
「CPポケット」は、プライヤーやフィッシュグリップなど、釣り場ですぐに取り出したい小物を収納するのに便利です。
クーラーの外側に収納スペースを追加することで、よく使う道具を手の届く位置にまとめておけるのがメリットです。筆者は食べ終わったコンビニおにぎりのフィルムや、使い終わったオキアミのケースなど、ゴミ箱代わりに使っています。
CPパーツ取り付けには少し勇気が必要
便利なCPパーツですが、筆者が気になったのが取り付け方法です。
パーツによっては付属のネジを使ってクーラー本体に直接固定するため、高価なクーラーボックスに穴を開けることになります。
取り付けてしまえば便利なのですが、最初にネジを入れるときは正直少し抵抗がありました。
カスタマイズする予定がある人は、取り付け位置を十分に確認してから作業することをおすすめします。


自分の釣りスタイルに合わせて拡張できる
CPパーツの魅力は、必要な機能だけを後から追加できることです。筆者も実際に使ってみて、クーラーの周りに道具をまとめられる便利さを実感しています。
プロバイザートランク3500を長く使うなら、本体だけでなくCPパーツを組み合わせて、自分仕様のクーラーボックスにカスタマイズするのもおすすめです。
プロバイザートランク3500 FAQ
プロバイザートランク3500について、購入前に気になりやすいポイントをFAQ形式でまとめました。モデル選びやサイズ、保冷力で迷っている方は参考にしてください。
プロバイザートランク3500は何cmくらいの魚まで入る?
プロバイザートランク3500の内寸は長辺55cmで、50-60cm前後の魚なら比較的収納しやすいサイズです。70-80cmの魚は尻尾がはみ出ます。より長さのある魚を収納することが多い場合は、容量だけでなく内寸を確認して選ぶことをおすすめします。
S・GU・TSS・ZSSの違いは?
主な違いは断熱材と保冷性能です。
価格を抑えるならS、価格と保冷力のバランスならGU、さらに保冷力を求めるなら3面真空パネル+ウレタンのTSS、保冷力を最優先するなら6面真空パネル+ウレタンのZSSが選択肢になります。
TSSとZSSならどっちがおすすめ?
保冷力と価格のバランスを重視するならTSS、保冷力を最優先するならZSSがおすすめです。筆者はTSS 3500を使用していますが、実際の釣行でも保冷力に大きな不満はありません。最上位モデルまでは必要ないものの、夏場でもしっかり保冷したい人にはTSSは選びやすいと感じています。
プロバイザートランク TSS 3500の保冷力は?
筆者が使用するTSS 3500で実測したところ、約538gの氷を入れ、室温26.5〜27.4℃の環境で14時間後にも24.8gの氷が残りました。保冷力は外気温や氷の量、開閉回数などによって変わりますが、35Lという大容量を考えると、十分満足できる結果でした。
プロバイザートランク3500のデメリットは?
主なデメリットは、35Lならではの大きさと重量です。
また、筆者が長く使う中では、サイドハンドルや水抜き栓の一部パーツに少し華奢さを感じることもあります。
シマノ スペーザとどっちがおすすめ?
運びやすさや車載性、断熱構造を重視するならプロバイザートランク3500、魚を収納できる長さを重視するならスペーザがおすすめです。高さはプロバイザートランク3500の方が2cm高く、重量も400g軽いです。
筆者はハンドルの使いやすさや断熱構造などを総合してプロバイザートランクTSS 3500を選びました。
プロバイザートランク3500は座っても大丈夫?
プロバイザートランク3500は、フタの上に座れる頑丈な設計です。釣り場で少し休憩したいときには椅子代わりになり、別途チェアを持ち運ばなくてもよいのが便利です。
プロバイザートランク3500はキャンプにも使える?
35Lの大容量があるため、キャンプやBBQにも使いやすいクーラーボックスです。食材や飲み物をまとめて収納でき、キャスター付きなので荷物が重くなった際の移動にも便利です。一泊二日のキャンプなら十分な容量と保冷力があります。
TSS・ZSSに付属する防水プルーフケースは何に使う?
TSSとZSSには、クーラー内部にセットできる防水プルーフケース「PC-3500」が付属します。左右にスライドでき、深さもあるため、お弁当や小物などを魚や氷と分けて収納するのに便利です。
まとめ|容量・保冷力・使い方に合わせて選ぼう
保冷力と価格のバランスなら
TSSがおすすめ
プロバイザートランク3500は大容量・保冷力・運びやすさを兼ね備えた頼れる大型クーラーボックス。特にTSSは、3面真空パネル+ウレタンによる十分な保冷力を備えながら、最上位のZSSより価格を抑えられるのが魅力。キャスターや扱いやすいハンドルなど、大型クーラーだからこそ実感できる使い勝手の良さも◎。
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WRITER: tuna
観葉植物とカメラと釣りが好きな中年サラリーマン。ガジェットやインテリアは、レトロ&ハイテクが融合したデザインのモノが好き。
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