釣り・アウトドア
2025.01.03
カルカッタコンクエストBFS
Beams blancsierra5.2UL
ブランド | リール:SHIMANO(シマノ) ロッド:FISHMAN(フィッシュマン) |
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商品名 | リール:23 カルカッタコンクエスト BFS ロッド:Beams blancsierra5.2UL |
リール | ギア比:8.9 最大ドラグ力:3.5kg 最大巻上長(ハンドル1回転):81cm ベアリング数(BB/ローラー):13/1 糸巻量 フロロ(lb-m):6-45、8-45 自重:195g ハンドル長さ:40mm |
ロッド | 全長:154cm(5.2ft) 素材:4軸カーボン ガイド:Kガイドチタン+ステン 自重:104g 継数:3ピース |
価格帯 | リール:40,000円台〜 ロッド:40,000円台〜 |
CONTENTS
目次
初心者目線のベイトフィネスFAQ(渓流)
まずは渓流ベイトフィネス初心者向けFAQ。筆者自身、初めてのベイトタックルで感じたこと、困ったことを書きます。これからベイトを始めようと思ってる人の参考になれば嬉しいです。
BFSって何?
ダイワやシマノのベイトリールの名称に付いている「BFS」という単語。そもそも何?って感じですが、ベイトフィネスシステム(Bait Finesse System)の略。フィネスの意味が繊細さや精妙さということなので、細い糸や2g、3gといった渓流用の軽いルアーも扱えるリールという意味です。
ベイトリールは手返しがいい
「渓流釣りはベイトタックルがいいよ。手返しが段違い。」と周囲から言われ続け、いや別にスピニングでも満足してるんだけどな〜と思いつつ、ずっと気になっていたベイトタックル。
手にして、なるほど理解しました。手返しの良さが想像以上!スピニングリールとの差はベール開閉の手間だけと思ったら大間違い。その差がだいぶ大きい。キャストからルアー回収までのスピード感とスムーズさが段違い。バンバン撃てる。クセになるキャストフィールで気持ちイイ〜!
ベイトフィネスって釣り自体、渓流釣りのためにあるんじゃないかってくらいシーンとマッチしてる。渓流デビュー初年度でベイトの良さに気づけたのは周囲のおかげ。感謝。
ベイトって、バス釣り界隈の印象からナーンかカッコつけてるというか、「ベイトならこんなキャストもできちゃうよ〜」とか「俺のカスタム車(リール)いいでしょ〜」的なちょっとお高く止まってるような、鼻にかかるような印象を受けていたけれど(disってる訳じゃなくあくまで印象です)、それは間違いでした。
彼らはベイトのピンに撃ちや手返しの良さを分かってるから、素直な気持ちで釣りしてるだけだったんだぁ!と、ようやく理解。今は彼らをカッコいい!とさえ思うように。180度考えが変わりましたw 妙な先入観を抱いていてごめんなさいでした。私の視座が低かったです。渓流ベイトフィネス最高。
ベイトリールは右巻きが常識? 左巻きを買いました
右利きの人は、右投げ右巻きが基本といわれてるベイトタックル。筆者は右利きだけどあえて左巻きのベイトリールを購入。
理由はスピニングも左巻きだから、というのは置いといて、用途として渓流釣りだからです。渓流では50〜100mも飛ばすことはなく近距離戦が主だし、振りかぶってキャストすることはほぼないです。木々が覆い茂っている環境だから、そもそもロッドを振りかぶれない。それにキャストしてルアーが着水、その後左手に持ち替えるなんて遅いし手間すぎる。渓流ベイトの最たるメリットである手返しの良さを優先した場合、左巻きが断然良いと判断。
でも海で使うなら右巻きを買うかな。海はピン撃ちも手返しも渓流ほど必要ないし、釣り場的にも広いからロッドを思いっきり振りかぶることができる。ルアーの着水後も海は水深があるから、沈む間にゆっくり左手に持ち替えることができそう。キャスト時のハンドル位置の影響も分かる気がするので、やはり海なら右巻きのイメージ。
という訳で、単にスピニングも左巻きだからという理由でベイトも左巻きにしたのではなく、利用シーン(渓流)を想定し、あえて左巻きを選びました。賛否ありそうですが、渓流釣りの場合、右利きの人も左巻きで良いと思う。
渓流シーンなら、右利きの人でも左巻きがおすすめかもしれない
ベイトリールの持ち方 1・2・3フィンガー
ベイトリールの持ち方は、キャスト時は1フィンガー、フッキングや巻き取り時は3フィンガーでパーミングというのがセオリーみたい。
でも近距離で手返し良く撃ちまくる渓流釣りに関して言えば、いちいち持ち替えるのが手間。だったら最初から2フィンガー、3フィンガーでも良いんじゃないか、と感じ始めました。持ち方も人それぞれとはいうものの、ほとんどのベイトロッドのグリップ設計は1フィンガーで作られている事実も念頭に。
賛否分かれるベイトリールの持ち方。基本は1フィンガー。
最近は3フィンガーで落ち着いてます。左巻き同様にこれもセオリーから外れてるためベイト警察に怒られそうだけど。右巻き左巻き、1フィンガー3フィンガー、釣りシーンに合わせて人それぞれ好きにしたっていいじゃない(開き直り)。でも何故セオリーから外れたやり方で釣りをするのかを、自分で理解した上でやる方が良いと思います。
ベイトリールのブレーキ設定
ベイトリールにはメカニカルブレーキとメインブレーキの2種類が搭載されています。メカニカルブレーキは基軸となるブレーキ。メインブレーキはさらに仕様パターンが分かれ、遠心/DCブレーキやマグネットブレーキなどあります。スピニングリールにはない機構だからよく分からないですよね、筆者も同じです笑
23 カルコン BFSはマグネットブレーキ
ベイトリールに糸を巻く前に
ベイトリールは糸を巻く前にやることがあります。まずはメカニカルブレーキの設定をしましょう。筆者は五十鈴工業のヤマケンさんの動画を見て渓流タックルについて学んでいます。カルコン BFSのブレーキ設定も紹介されているので参考にしてください。(動画の18:40くらいからカルコン BFS)
カルコン BFSのメカニカルブレーキはハンドル側に付いています。このブレーキは一度設定したら、その後触ることはほぼないです。時計回りにダイヤルを回すとブレーキは締まり(強く)、反時計回りならゆるみます(弱く)。ダイヤルは3〜4ノッチ単位でもブレーキの効き目を体感できるほどデリケート。
メカニカルブレーキの設定は、空スプールの状態で軽く指でおさえてカタカタしなくなったところをゼロとし、そこから3〜4ノッチ分、ブレーキをゆるめたところがベストのよう。初心者は逆に3〜4ノッチ強めた方が安心です。慣れてきたら徐々にブレーキをゆるめましょう。
メカニカルブレーキはゼロポジション、もしくはゼロ以下にするということを覚えておきましょう。ちなみにメカニカルブレーキを最大まで締め込むとハンドルも回転し難くなります(巻きが固くなる)。
筆者のメカニカルブレーキ設定は、黒いリングが1mmほど見えるくらいが良い塩梅。反対側のメインブレーキは投げるルアーの重さによって適時調節。大体MIN〜90°くらいの位置が多いかな。
ベイトリールに下巻きは必要?
初めてのベイトリールなので知識ゼロ。下巻きが必要か判断つかず、だから最初は釣具屋さんにお任せしたら、ナイロンを少し下巻きしてからPEを巻いてくれました。スピニングと同じですね。
糸巻きについてもヤマケンさんの動画が参考になります。これを真似て今は下巻きなしでスプールに直接PEを巻いてます。あくまで渓流シーンということで。
4:00あたりからPEラインの巻き方について説明しています
初心者必見!バックラッシュの魔法の解き方
ベイトリール初心者が向き合う壁、バックラッシュ。日本語にすると反動・揺り戻し・後戻り。文字通りスプールに巻かれた糸が後戻りして絡み合う現象。一度絡まると解くのが大変。釣り中にバックラッシュが起きると、ストレスと時間の浪費でもうっうわぁ〜⚪︎×△◻︎…ってなっちゃう。
ベイトリールの宿命、バックラッシュ…。
もしバックラッシュしたら、スプールを軽く振れる程度におさえ、ハンドルを順方向に2〜3回転してみてください。その後、ロッド側に出ている糸をやさしくつまみ出してあげると、あら不思議。絡まっていた糸が魔法のようにスルスルと解けていきます。写真で説明します。
糸がこれ以上暴れない程度に軽くスプールをおさえ、リールを2〜3回巻く
糸をやさしくつまみ出していく。詰まったらもう一度リールを2〜3回巻く
解けたら糸をピンと張りながらが巻き取る
原理としては、後戻りした糸を順方向に巻くことでスタックした部分の糸が立ち上がり、絡んでる糸が抜けやすくなるんです。1回やって解けなかったら、同じ動作を2回3回と繰り返してみて。糸をつまみ出す時はやさしく。無理に引き抜こうとすると固く結束してしまいます。
これで解けなかったら、絡まってる部分を直接指でやさしく引っ張り上げながら少しずつ解いていきましょう。注意点は糸を強く引っ張らないことです。
渓流ベイトフィネス向きのPEラインは?
周囲からの受け売りですが、「渓流ベイトフィネスなら硬めのPEラインがおすすめ」とアドバイスを受けました。硬めにコーティングされてるPEや4本編みなど。バックラッシュを鑑みると確かにそうかもしれません。糸が絡まった時は硬め、太めの方が解きやすいですよね。
筆者はバリバスのベイトフィネス用PEか、シマノのピットブルを使ってます。どちらも安くてモノは良いと思います。硬めで安くて視認性の高いPEであれば、特にこだわりはないですね。渓流PEは価格重視。おすすめはヤマケンさんが監修されているバリバスの渓流ベイトフィネス用のPEライン。渓流なら0.5号、中流・本流域は0.6号〜とのこと。
渓流ベイトフィネスのリーダーは?
リーダーもこだわりはないので、ピンク系のナイロンやフロロを色々と試しています。1〜2lbのリーダーを使うことが多いです。デュエルの「魚に見えないピンクフロロ」はフカセ釣りでもよく使ってます。
PEとナイロンのFGノットは神釣具「第一精工ノットアシスト」を利用。もうこれがないと海にも川にも釣りに行けません。買って良かった釣具ベスト10に必ず入る良品。初心者でも確実にFGノットを組めます。
ベイトリール スプールの着脱方法(23 カルコン BFSの場合)
カルコン購入後、自分で糸を交換した時に、スプールの取り出し方が分からない!カルコンのフタが閉まらない!と焦ったことがありました。説明書を見ても分からなかったので、筆者同様に初めてのベイトリールがカルコン BFSの人向けに写真で解説します。スプールの開閉はリール裏の黒いレバーを操作して行います。
<スプールの取り出し方>
まず、カルコン BFSのメカニカルブレーキをゆるめてください。次にリールを裏返しにすると黒いレバーがあるので、レバーを後方にスライドするとフタが持ち上がります。フタはひねったり回したりせず、そのまま真っ直ぐに引き出してください。フタにはマグネットが付いているので落としたりズラさないよう注意を。スプールを引き抜いたら取り出し完了です。
スプールは慎重にまっすぐ引き抜く
フタ裏にはマグネットが貼り付いています
<スプールのフタを閉める時>
フタを閉める時は、まずスプールを入れます。スプール軸には凹凸があるので受け側の凹みに合わせて入れます。
次に、フタとリール本体側にある突起箇所の凹凸を合わせ、ピッタリはめ込みます(下の写真を参考に)。
リール裏側の黒いレバーを前方にスライドすると、(メカニカルブレーキを強めに締めている場合)半分くらい閉まります。強引に端まで締めようとしないでくださいね。その後メカニカルブレーキをゆるめてから黒いレバーを操作すると、端までスライドできます。そしてフタは完全に密閉します。
黒いレバーが半分までしか閉まらなかったら、メカニカルブレーキをゆるめる
ブレーキをゆるめてから黒いレバーを操作すると
端までスライドできて、フタが密閉します
初めて自分で糸を交換した時は、フタが完全に閉まらなくて焦りましたが、原因はメカニカルブレーキにありました。ブレーキをゆるめてから操作したらフタが完全に閉じました。強引に閉じようとしたら壊していたかもしれません。こんなこと初心者しか味わうことのできないトラブルです笑
以上でFAQは終わりです。ベイト初心者のうちにまた何か気づきがあれば追記します。さて、この章だけで一つの記事にできそうですが、記事は商品紹介まで一気に続けます。長いですがどうぞお付き合いください。
シマノ 23 カルカッタコンクエスト BFS
23 カルコン BFSのスペックは公式サイトやYoutuberの購入レビューで確認してもらうとして、この記事ではベイト初心者目線の感想を軸にタックル紹介します。
23 カルコン BFS XG LEFTを買いました
渓流釣りにどハマりした2024年。来シーズンに向けての準備で、初めて手にしたベイトリールは、シマノ 23 カルカッタコンクエスト BFS XG LEFT。重厚感のある金属の塊、丸型スタイルで趣を感じるデザイン。渋いぜカルコン。この趣は唯一無二だし、完璧な機能美が備わっている。
ステラと同じくらいクッション性の高い立派なリール袋が付いている
実測重量は196g。ベイトリールの中では重たい方みたい。
23 カルコン BFSの技術特性 MGLスプールⅢとNEW FTB
スプールがめちゃ軽い!初めてのベイトリールなので比較のしようがないですが、公式でもフィーチャーされてるこの軽量スプールはすごい気がします。計ってみるとなんと7g!このスプールの特性は「軽やかな立ち上がりと、どこまでも伸びる爽快なキャストフィール〜」だそう。
軽量スプールに寄与するもう一つの技術特性が、NEW FTB(フィネスチューンブレーキシステム)。スプールからブレーキユニットをなくすことで(従来はスプール側にマグネットが付いてたってこと?)、シマノベイトフィネス史上最軽量のスプールを実現。無骨なカルコンの内部に、こんなに繊細な技術特性が詰め込まれてたんですね。これで渓流で低弾道ピン撃ちキャストもバシバシ決まるはず!(筆者のキャスト技術が伴えば笑)
BFSリールのスプールってこんなに軽いんだ。驚いた。
2種類のベイトリール「ロープロ型と丸型」
ロープロ型のベイトリールは簡単にいうと背が低いから持ちやすい。そして流線型で現代的なデザイン。軽量でリーズナブルな価格帯のロープロリールもあります。対して、昔ながらの丸型ベイトリールは金属素材で大きく重たい。その分剛性がある。
画像引用:SHIMANO公式サイト
丸型リールはロッドからスプールまでの高さがあるため、手が小さい人にとってはサミングやクラッチ操作がし難いといったデメリットがあるといわれてきましたが、歴代カルコンは進化途上で頑張ってロープロ化し、23カルコンBFSに至っては自然なフォームで握り込めるまでにコンパクト化を実現。下図は別機種ですが、14カルコン100と21カルコン100のロープロ化(スプール位置を低くした)の比較図。
画像引用:SHIMANO公式サイト
ロープロ化の努力の結果、カルコン BFSに関してはベイトリール初心者の筆者でも指や手首が疲れないし、握り心地も全く違和感がありません。
MGLスプールⅢとNEW FTB、この二つの技術特性とロープロ化。23 カルコン BFSが渓流シーンでも支持される理由なのかもしれません。
23 カルコン BFSはシマノの技術特性が盛り盛り
マイクロモジュールギアやX-SHIP等、シマノのスピニングリールと同じ基本的な技術特性が、23 カルコン BFSにも搭載されています。シマノの技術特性を知るにはこのページが役立つのでリンクを貼っておきます。
画像引用:SHIMANO公式サイト
シマノリールの魅力を再認識
そういえば、個人的にはシマノリールの購入は18ステラ以来かもしれない。
スピニングはすっかりダイワリールばかり買って使うようになってるし、シマノリールは大幅な革新がない印象で魅力を感じなくなっていたのが正直なところ…。しかし、このカルカッタコンクエストは別格。そう、他のリールとは格が違う。23 カルコン BFS。こんなに素敵なリールを作ってくれてありがとうシマノ様。
見惚れてしまうカッコ良さ。男は黙ってカルコン。
シマノリールの魅力ってやっぱりX-SHIP等のギアの技術特性と、金属切削技術だと思うんですよ。伝統的な丸型金属ベイトリールのカルコンこそ、この小さな筐体にシマノの魅力が詰め込まれている気がします。久しぶりに所有欲を満たすシマノリールを手にすることができて興奮してるし、とても嬉しいです。そうか、ベイトリールのカテゴリにもいたんだね、シマノらしさ。
軽量でスタイリッシュな分野のリールはダイワさんに任せて、シマノさんはシマノらしさを貫いて欲しい。このカルコンのような圧倒的な金属の塊感、剛性感、重厚さ、高級感、普遍的な機能美と伝統、そういったイズムを低〜中価格帯のスピニングリールにも詰め込んで欲しいです!素材的に金額がマッチしないかな笑
SHIMANOファンは中途半端に軽量化を狙った半プラ化とかマイナーアップデートなんて求めてないですよ。シマノらしさはやっぱり金属加工技術。スピニングリールのフォルムを丸ごと変えてしまうような革新的デザインのリールを開発して欲しいな。(ついでにもう一つ、低価格帯のスピニングリールのドラグもなんとかして欲しいですね…ピーキーすぎる)
おっと…、あまりにも23 カルコン BFSが良すぎて個人的な感情というか、シマノ愛が溢れ出てしまいました。やっぱりシマノリールは無骨で頑丈、いざという時に強くて頼りになる存在でなきゃ。
23カルカッタコンクエスト BFS、本当に素敵なリールです。初めてのベイトリールがカルコンで良かった。みなさんにもおすすめしたい現代最強の丸型ベイトリール。
フィッシュマン ビームス ブランシエラ5.2UL
ベイトタックルの感動と、シマノ愛が溢れすぎて長いブログになってしまいましたが、ようやくロッドの紹介。
熟成した赤ワインのような色を帯びたロッド。
渓流ベイトフィネスを世に広めた立役者
最高のリール カルコンに合わせるロッドは、フィッシュマンの「ビームス ブランシエラ5.2UL」。元祖渓流ベイトロッド、渓流ベイトフィネスというジャンルを世に浸透させた革新的な1本。
釣具屋で4.8ULと5.2ULを素振りさせてもらい最後まで悩みましたが、バックラッシュのことを考えると、ベイト初心者はよく曲がるロッドが扱いやすいと思い5.2ULを選びました。5.2ULは3本継ぎ。全長158cm(5.2ft)で、筆者がよく行く原流域ではちょい長め。でもこれなら川幅のある河川でも釣りできるし汎用性はあると思って決断。
ブランシエラ5.2ULは4軸カーボン素材だけど、グラスロッドのようにしなやかによく曲がる。今まで海で使ってきたロッドとは全く異なる性質。公式にも掲載されているベントカーブが美しい。ベイトロッド専門メーカーであるFishmanが掲げる3つの軸は、ベイト初心者にとって有難い機能とテーマ。
1. ゼロ0バックラッシュ
2. 飛距離
3. 高精度ピンスポット撃ち
画像引用:Fishman公式サイト
ブランシエラ5.2ULのブランク設計はかなり独特。ティップ部はやわらかいのにハリがあるから、軽いルアーはティップ操作だけで飛ばせる。それに対しバット部は太めで強靭。不意の大物にも対応するみたい(大物釣ったことないので分かりません笑)。グリップ部は細身だから一日中釣りしても疲れないのだとか。詳細スペックはメーカー公式で確認してもらうとして、この記事では感想を軸に書きますね。
Beams blancsierra5.2ULは面白い!楽しい!
初めてのフィッシュマンのロッドに感じた印象は「面白い!楽しい!」です。釣竿でこんな感覚を抱いたのは初めてかも!
渓流用スピニングロッドは何本か試してきたけど、ロッド自体に面白いと感じたことはなく、扱いやすいか扱い難いかで判断してきました。しかしこのブランシエラはベイト初心者でももちろん扱いやすいのですが、それ以上になんだか楽しいロッドなんですよ。
ブランシエラは面白くて楽しい。このロッドで一番伝えたいことは、それに尽きます。装飾まわりは素材的にはさほどお金かかってるように見えないし、ブランク設計にステータス全振りしてるようなロッドかも笑。実際に使ってみないとこの魅力は伝わらないと思います。本当に不思議なロッド。
ブランシエラなら初心者でもピン撃ちだって低弾道ライナーだって不可能ではないです。キャストが上手になったと勘違いしちゃいます。でもそういうことなんですよ、きっと。良いブランクスのロッドを使えば、上達も早くなるんだと思います。
竿袋もユニークで、3本継それぞれの収納気室がある
クッション性も高く上質な竿袋
しなやかな曲がりで収束の早いティップ部
グリップ周りの装飾はシンプル。若干安っぽい印象も…。
機能的には細身で握りやすく疲れない
初めての感覚と感動をありがとう、ビームス ブランシエラ。4.8ULと悩んだけれど、ベイトフィネス初めの1本としてBeams blancsierra5.2ULで満足!かなりおすすめです。ロッドの扱いに慣れてきたら4.8ULも買います。渓流シーズンが開幕したら実釣インプレも追記したいと思います。
安く買うならネットショップがおすすめ!?
結論から言います。都心部の釣具屋さんでない限り、ブランシエラもカルコンもネットで買った方がおそらく安いしお得です。
今このブログを書きながらamazon、楽天、Yahoo!ショッピングを見て震えてます。カルコンもブランシエラも両方とも普通に売ってるし、筆者の購入価格より安い!
カルコンに至っては実店舗での購入価格よりネットの方が1万円くらい安い!ブランシエラも普通に売ってる!渓流ベイトフィネスなんてニッチなジャンルのロッドがネットで売ってるなんてッ。
筆者は年末の吹雪&雪道の中、3店舗くらい釣具屋さんを巡り、売り場を探し回り、ようやく手に入れたタックルだってのに…、しかも定価で!展示品を!(泣)北海道だから輸送量の都合とかで高かったの?? 今、ネット見ながら色んな感情を抱えながら震えてます。(amazonのセールで買えばポイントもついてもっとお得だったよな…とか)
ネットショップで購入すると、試し巻とか素振りできないのが難点だけど、同じ商品だし、どちらも信頼できるブランドなので安心だと思います。不具合や故障があった場合は返品のやり取りが面倒だけれども。
一方でリアル店舗で購入する場合だって、在庫があるとは限りません。筆者は展示品を売ってもらってなんとか手に入れました。専門家じゃないので、ロッドのブランクの細かい傷のチェックなんてできないし、リールだって空回しチェックくらいしかできない。一番メンタルにきたのは雪道の中、複数店舗を回ったガソリン代と労力と時間!それらをコストと捉えると、かなり割高で購入した印象です…。
結局、ネットでも実店舗でも手に入れる商品との出会いは、運が絡んだ巡り合わせ。どちらで買っても変わらないかなと思ってます。ほんと何事も縁とタイミング。
実店舗の良いところは、リールの空回しチェックができることくらい。個体差を判別できるスキルがあればいいけれど、筆者もそうですが判別基準ってほとんど感覚的なものですよね。
カルコンに関しては幸いにも箱出しリールと展示品の2つありましたが、展示品を選びました。適度に色んな人が触ったおかげか、オイルが良い具合に回っていたのか、ハンドル回転もクラッチもスムーズに感じたんですよね。箱出しの方はブレーキを緩めてもハンドル回転にシャリ感を感じたし、クラッチも重くて、ベイトリール初心者でもこれはなんだか違うと思って、展示品を選びました。でもオイルが馴染めば同じ具合になったのかもしれません。
ということで、ネットでも実店舗でも結局は巡り合わせかな、と。ネットの方が貯まるポイントの汎用性が高いし、安く賢く買いたいものです。
まとめ
渓流ベイトフィネスは
カルカッタコンクエストBFS
Beams ブランシエラ5.2UL
●渓流ベイトタックルの手返しの良さとスムーズさは想像以上だった ●初心者でも良いリールとロッドを使えばすぐにベイトタックルに慣れる ●カルコンにシマノ魂を感じた ●フィッシュマンのロッドは楽しい! ●ベイトタックルはキャストが楽しい
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WRITER: tuna
観葉植物とカメラと釣りが好きな中年サラリーマン。ガジェットやインテリアは、レトロ&ハイテクが融合したデザインのモノが好き。
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